12/19に新規上場するソフトバンク(新9434)をめぐり、本体ソフトバンクグループ(9984)の評価にさまざまな見解があるようです。
ソフトバンクグループ(9984)の資金調達
今年1月にソフトバンクグループ(9984)が中核事業である通信部門を切り離す計画を発表した時、積極的な投資活動を進めるのにいよいよ資金調達が苦しくなってきたのかな、と思いました。
Sprint, ARM, Alibaba, NVIDIA, Uber, 海外投資ファンドと次から次へと大型の積極投資を展開するソフトバンクグループ(9984)ですが、その資金調達先は、銀行からの融資、社債発行が目を引いていました。
特にメインバンクとされる、みずほ銀行(8411)はもはや運命共同体ではないかと思われるほど多額の融資をしていると思われます。
ソフトバンクグループ(9984)の前期連結売上は9.1兆円、最収益1.0兆円、対して有利子負債は17.0兆円、のれん代4.3兆円です。
投資会社としての側面があるので、表向きの額だけで判断すべきではないのかもしれませんが、常識的にはちょっと気になる財務状況です。
「ドル箱の通信部門を新規上場で切り離すという手段を取らなければ資金調達ができなくなったのか」と思われるのも無理はないと思います。
通信部門を切り離したソフトバンクグループ(9984)にこそ投資価値がある?
一方で「通信部門を切り離したソフトバンクグループ(9984)にこそ投資価値がある」という見解があります。
ソフトバンクグループ(9984)はそもそも一から何かを作り出す会社ではなく、可能性に投資することで成長してきた会社です。
通信会社ではなく、孫正義さんに投資したい人からすれば、巨大になりすぎた通信部門を切り離すことは、ソフトバンクグループ(9984)への投資目的が明確になるわけです。
たしかに客観的にも、これからのソフトバンクグループ(9984)の方が評価はしやすいのかもしれません。
ソフトバンク(新9434)のIPOに応募
わたしは、これまでソフトバンクグループ(9984)は「異常な有利子負債のある会社」という印象が強く、みずほ銀行(8411)も含めて関連会社に投資する気は一切ありませんでした。
しかし、通信セクターにグローバルに投資を進めていきたい状況もあり、今回のソフトバンク(新9434)のIPOにはとりあえず応募しました。
わたしの場合は、孫正義さんではなく、通信会社に限ったソフトバンクなら投資を考えるということです。
定額指値(1500円)で配当5%の株主還元は魅力的ですが、これからいろいろな条件を調べてスタンスを決めたいと思います。
ドコモ(9437)とKDDI(9433)の動きにも注目です。
というわけで、ソフトバンク(新9434)のIPOの抽選結果は12/10です。
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