1月3日朝にドル円が突如動き一時104円台をつけました。
日本のマーケットがお休みの連休中によくある為替の動きに思うことです。
1月3日朝の為替の動き
1月3日7:30~7:40(NY1月2日17:30~17:40)のわずか10分の間にドル円が108円半ばから104.70円まで急激に異常なレベルの円高に動きました。
その後はドルが急反発し107~108円台で推移しています。
対ユーロ、対ポンドでも同様の動きをみせたことから、明らかに意図的な円買いの為替操作が走ったと思われます。
円を狙うこういった投機的な為替の動きは、ゴールデンウィークなど日本の連休中に発生する傾向がここのところ見受けられます。
ミセスワタナベを狙う罠:FXのストップロス
日本の連休中に為替の異常な乱高下が仕掛けられるようになったのは、個人のFX投資の増加に伴って起きているとも言われています。
日本のFX個人投資家のことを"ミセスワタナベ"と呼ぶそうで、機関投資家や一部の投機家も無視できない層に膨らんでいるそうです。
しかし、十分な証拠金も無く高いレバレッジを掛けている"ミセスワタナベ"はストップロス(損切り)を設定しているわけですが、このストップロスの設定状況がFXの運用会社には丸見えのようで、これほど不利な取引環境はありません。
"ミセスワタナベ"の不在中を狙って、このストップロス拾いを仕掛けられているということなのでしょうか。
為替は現物に近い取引の方が良いと思うこと
為替投資に何を求めるかによって異なりますが、連休中にこのような意図的な為替の動きがあると想定するならば、ちょっとずるいですけど、本来の為替価値とは無関係に動く「"ミセスワタナベ"のストップロス拾い」を素直に現物で待ち受けるのが一番お買い得のような気がします。
FXにしても短期的な思惑が外れたなら、レバレッジなど掛けずに放っておいて地道にスワップを積み上げていく方が確実と思うからです。
ドル、ユーロ、ポンド、円のような主要通貨間ならば、ほぼディフォルトなど考えなくて良いでしょうし、一定のレンジの中で取引チャンスのあるトレンドがいつか巡ってきます。
結果論ですが、2011年に1ドル80円割れの時にドルを購入していれば、2014年には120円になりましたから、ノーリスクの3年ちょっとで50%アップということになります。
現物に近い為替取引こそ余計なことは考えずに目標が定めやすく長期的に放置できる投資先なのかもしれません。
(投資は自己責任で)
あと、FX連動は無理だと思いますが、海外で現地通貨として引き出せたり、証券口座とも外貨で入出金が可能な外貨口座サービスであれば、為替取引目的以上のメリットも感じます。
それに対応した金融機関は色々あるかと思いますが、SMBC信託銀行の外貨口座はこれに当たり、楽天証券の外貨口座への入出金も可能です。
というわけで、アップル(AAPL)で寒気を感じたアメリカがくしゃみをすると為替ウイルスが飛んできて日本が風邪をひくいつもの展開になってきました。
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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