2019-04-04

トヨタ自動車(7203)がハイブリッド技術を開放

Grüß Gott / Hello

トヨタ(7203)は自社が保有するハイブリッド車の特許技術を無償開放すると発表しました。

今日はトヨタ(7203)にまつわるお話です。

  目 次



  トヨタ(7203)がハイブリッド車の特許技術を開放


トヨタ自動車(7203)がついにハイブリッド車の特許技術を無償開放することを決断しました。


ハイブリッド車の特許技術をほぼ独り占めしてきたトヨタ(7203)ですが、電気(EV)自動車への傾倒が一層進む中、大きな時間とお金を投じてきたハイブリッド車技術の埋没→消滅を恐れたものと思われます。

同じくハイブリッド技術を持つホンダ(7267)がどう出るかも注目されます。

4/3朝 発表当日のトヨタ(7203)の株価は、最大+0.79%(終値+0.58%)の小幅上昇と大きな影響はありませんでした。

メモ
トヨタ(7203)の特許技術で固められているハイブリッド車

以前、ホンダ(6758)のディーラーさんが次のように言ってました。

「トヨタさんのガチガチの特許に掛からないようにハイブリッド車を開発することは至難の技」

  わたしの都市伝説:なぜハイブリッド車はノーなのか?


現実の生活、長時間の走行リスク、発展途上国の環境を考えれば、ハイブリッド車は極めて現実的で優れた技術だと思うのですが、なぜ、世の中はハイブリッド車ではなく、電気(EV)自動車へ傾倒していったのでしょうか?

「電気(EV)自動車の方が部品が少なくすむ」というのが一番的を得た理由というのはわかります。

しかし、わたしにはフィクションレベルかもしれませんが、密かに疑って想像していることがあります。興味がある方はこちらの記事をご覧ください。


もし、トヨタ(7203)が持つ特許技術の問題でハイブリッド車が普及していなかったのなら、今回の特許技術開放も意味があるかと思いますが、エネルギー資源も含めた巨大な経済サイクルの中で電気(EV)自動車に傾倒していったなら、残念ながら特許技術を開放してもハイブリッド車は消える運命なのかなと思います。

優れたものが残るとは限らないのが世の中です。

あの特
📼 VHS 対 Beta

かつてビデオ規格でビクター(パナソニック(6752)=当時ナショナルの傘下)のVHSソニー(6758)Betaとの戦いがありました。

技術的にはBetaの方が優秀というのが定説でしたが、勝利したのはVHSでした。

ソニーの盛田昭夫さんが松下幸之助さんの家を訪れた時、「(Betaの方が優れていることを)あんたが一番よくわかっているだろう?」と直談判したという逸話もあります。

  トヨタ(7203)の業績推移と配当実績


《業績》

📍 売上と営業利益


📍 キャッシュフロー

《配当》

📍 配当実績
※2013-2014の増配率は83.33%

  • 配当利回り
    - 5年間平均:3.08%
    - 配当落日の最高利回り:3.50%
    - 配当落日の最低利回り:2.37%
  • 増配率
    - 2017-2018:4.76%
    - 5年間平均:22.86%
  • 連続増配
    - 昨年増配(一昨年増配なし)
    - 8年間減配なし…増配回数は6回(75%)
  • 自社株買い
    - 2018:2.74%
    - 5年間平均:2.00%

📍 比較:ホンダ(7267)の配当実績


  わたしの投資計画


自動車株はこれまでトヨタ(7203)も含めて結構売買をしてきました。

今も何社かは保有していますが、トヨタ(7203)については今現在一株も保有していません。

日本企業の時価総額第1位、それなりの配当利回りもありますので、わたし自身の購入したい条件に合い、チャンスがあればいつでも投資したいと思っています。

ここのところの増配率が低いので、購入時の配当利回りには拘りたいところです。


トヨタ(7203)はリーマンショック時に50%を超える減配、その後、アメリカでの事故原因をめぐる訴訟(実際にはトヨタ(7302)の問題ではなかった)で株価が低迷していました。

今、億り人になっている人たちの中には、あの当時の株価低迷のトヨタ(7203)を買われていた方も多いのではないでしょうか。

トヨタ(7203)でダブルバガー、トリプルバガーなんて滅多にあることではないですし、そのキャピタルゲインを取らずにそのまま保有していても利回りは元値に対して5%を超えているかと思います。

投資において、トヨタ(7203)は何かを教えてくれたと思います。


というわけで、自分でも意外ですが、トヨタ(7203)をテーマにしたのは今日が初めてでした。

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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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