FRBが"利下げ"というパンドラの箱を開けてから明らかにアメリカの局面が変わりました。
こういう局面が来るたび、自分自身に言い聞かせたいことがあります。
目 次
レンジ相場の場合
📉 S&P500:5年チャート
現在のアメリカ相場はおそらく『レンジ相場』ではないかと・・・そうであってほしいですね。
2018年からレンジ相場に入っていると見れば、S&P500は年ベース(52W/104W/156W/208W)の移動平均線を支えに動き、移動平均線を次々と割っても昨年末クリスマスクラッシュの底(≒2,400)を割ることはないように思います。
レンジの中で波打ちながら横に動き、大底のトレンドラインと合流して再び上昇トレンドに向かってくれるのが一番理想です。もちろん、景気の支えがあってのことです。
投資的には、高値からの下落率と移動平均線に接近するタイミングで、出来高やVIXの変化を見ながら勇気を持って買っていきたいところです。
短期的な下落速度と規模は原油価格の変動が影響するのではないでしょうか。
レンジ相場だからと言って、わざわざ高値で売り抜ける投資をするつもりはありません。
自分が納得するところで拾っていきたいだけです。ちらしを見ながらスーパーをはしごする買い物と一緒です。
インカム目的で配当継続性に信頼ある企業が投資対象ならば、配当利回りほど買いの目安、割安度を測れる指標はないと思っています。
今年に入ってアメリカ株が思うように買えないのも、わたしにとってはアメリカ株の配当利回りが低い=レンジの上方にあると思うからです。
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➤S&P500採用銘柄の配当データ
(US S&P500 Dividend Data - vers.2018)
(Last Updated 28.Jan.2019)
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(US S&P500 Dividend Data - vers.2018)
(Last Updated 28.Jan.2019)
大きなリセッションの場合
📉 S&P500:長期チャート
長期で見ると株価はちょっと行き過ぎの感があるので、いつ『大きなリセッション』に見舞われてもおかしくはないです。
このまま利下げサイクルに突入してしまえば、起きてしまうのも仕方がないのかなと覚悟しています。それは=景気悪化なのですから。
大きなリセッションが起きた場合、S&P500は2016年2月につけた1,900~2,000くらいを目がけて落下していくのではないでしょうか。
そこで十分戦えるキャッシュを残せているかが重要と考えています。
個別銘柄については、強気相場では無視されていたP/Eが再び脚光浴びる展開になるでしょうか。
単純にP/E10倍を悲観相場の目安とすれば、P/E20倍の銘柄は50%下落、30倍の銘柄は67%下落するわけです。
株価における業績悪化の意味合いとは、実際の±の成長率そのものではなくP/Eとの乖離=裏切りだと考えています。
不思議なことにP/Eというものが馬鹿にされ忘れ去られた時に・・・
絶望的なリセッションの場合
指数にして高値から50%近く転がり落ちるリーマンショック級の『絶望的なリセッション』のことです。
ITバブルとリーマンショックを経験しているわたしとしては、いつかまた来るかもしれない絶望的なリセッションを意識して、一応キャッシュ計画は立ててはいますが、実際その場に何度立っても最期のキャッシュは投入できないと思います。
色々対策はあるのかもしれませんが、ただ嵐が過ぎ去るのを待つだけでしょう。
あの状況の心理状態で勝負できるのがトレーダーとしての才なのでしょうけど、わたしには無理。。。
自分にトレーダーとしての才が無いと悟れば自ずと投資方法は変わるものです。
日本株:そろそろ違う展開を期待している
バブル崩壊以降「アメリカがくしゃみをすると日本が風邪をひく」そんな状態が長らく続いてきました。
この流れも近い将来にそろそろ変わるんじゃないかなと密かに期待しています。
保護主義、AI時代、仮想通貨などなど、価値観の変化から生まれてくる結果がこれまで日本株を抑えつけていた根本的な何かを逆に変えてくれるような予感がしています。
それは日本人全員が望むことかどうかはわかりませんけど。。。
というわけで、相場の行方と下落の目安はチキンハート(CH)の勝手な想像によるものです。
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➤TradingView (jp.tradingview.com)
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