アメリカ金融セクターの騰落率が9週ぶりにS&P500の騰落率を上回りました。
何らかのトレンド転換のサインなのか注目したいと思います。
目 次
アメリカ金融セクターの週間騰落率
📌 アメリカの金融セクターとS&P500の週間騰落率比較
※データ元:FINVIZ (finviz.com)
アメリカ金融セクターの騰落率がわずかですが9週ぶりにS&P500を上回りました。
先週のNYは月曜休場のため微妙なところもありますが、短期的なトレンド転換のサインなのか注目したいです。
トレンド転換は金融セクターから
その昔、「トレンド転換は金融セクターから」というお話を聞いたことがり、以来根拠の検証もなく金融セクターの動きの変化を気にすることがあります。
投資を始めた頃にインプットされた情報とは結構頭に残るものです。
金融セクターはボラティリティが高いので、短期的にも長期的にも何らかの理由で先行して動く傾向があってもおかしくはないと思います。
特に証券会社の株価の動きや配当の増減は他セクターより早く動く印象を持っています。
ゴールドマン・サックス(GS)の業績と配当
📈 GS:長期株価チャート
📍 売上と最収益
📍 ROEと配当性向
📍 配当実績
- 配当利回り
- 5年間平均:1.36%
- 配当落日の最高:1.89%
- 配当落日の最低:1.09%- 増配率
- 2018-2019:31.75%
- 5年間平均:13.44%- 連続増配
- 8年連続増配中
- 21年間減配なし
…増配回数は14回(67%)
- 上場来減配の記録はなし- 自社株買い
- 2018:5.96%
- 5年間平均:6.12%
8/28配当が大幅増配となり、9/9時点の配当利回りが2.41%と過去にないレベルに跳ね上がっています。
ゴールドマン・サックス(GS)の通常増配は5月期なので、8月の増配が特別配当なのか恒常的な配当なのか確認が必要かもしれません。
参考までに5月配当基準なら配当利回りは1.62%、増配率は6.35%と鈍化になります。
意外と言っては失礼ですが、1999年に配当を出し始めて以来減配していないんですね。
年ベースの増配確率は通算67%と高くはありません。
これはリーマンショック前後の据え置きが長かった時期があるからですが、注目すべきはリーマンショックの数年前から増配が無かったことです。
「トレンド転換は金融セクターから」というお話もまんざら嘘ではないかもしれません。
このブログの 📄 [米国株配当データ] ページ
➤S&P500採用銘柄の配当データ
(US S&P500 Dividend Data - vers.2018)
(Last Updated 28.Jan.2019)
➤S&P500採用銘柄の配当データ
(US S&P500 Dividend Data - vers.2018)
(Last Updated 28.Jan.2019)
というわけで、金融セクターの騰落率に注目したいというお話でした。
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