9/18(NY-BMO) ゼネラル・ミルズ(GIS)がQ1.2020の決算を発表しました。
この日のマーケットはFOMCの0.25%利下げ決定と今後の見通しをめぐりNYダウが後半小幅に乱高下しました。
目 次
ゼネラル・ミルズ(GIS):Q1.2020決算
《Q1.2020決算発表》
Europe&Australia-9.0%(-46.6M)
Asia&LatinAmerica-9.9%(-39.5M)
PetFoodは売上増+7.1%(+24.5M)
North America Retailは売上減-0.5%(-$11.7M)
Convenience Stores & Foodserviceは売上減-3.9%(18.2M)
- 営業利益10%増で最終利益は前年同期比、マーケット予測を上回る
🍦 Häagen-Dazs Japanは売上増+6%
- CFは前年比>95%
※市場予測は1週以内のものを引用していますが、日々変わりますので注意。
※正確な決算は各企業のIRページからご自身でご確認ください。
📌 情報元:General Mills Inc. - INVESTORS
➤Quarterly Results
➤Quarterly Results
📍 通期売上と営業利益 | 📍 事業別Q売上の前年同期比 |
《株価の動き》
📈 GIS:1年チャート
- 発表後の株価は前日終値を挟んで動き,終値は-0.91%の下落
📍 過去1年の決算と株価の反応
(●がY20.Q1)
- マーケット予測,株価反応とも過去1年では小幅な範囲
《配当》
📍 配当実績
- 配当は据え置き連続増配は15年でストップ
ゼネラル・ミルズ(GIS)への投資について
わたしのポートフォリオのコア銘柄です。
アメリカ株ではジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)に次ぐ保有比率になります。
今回の決算で期待していた増配が見送られたことがちょっとショック。。。
なので、次の増配を確認するまでは買い増しを控えると思います。
売上的には減少幅こそ縮小していますがコア事業の苦戦は続いており、ペット事業の成長でなんとか凌いでいるというかんじです。
そのペット事業は競合のJMスマッカー(SJM)、新興のチューイ(CHWY)が先の決算で期待を裏切り大きく売られていたこともあり、ゼネラル・ミルズ(GIS)も不安視されていたのですが、ここは競争に打ち勝った四半期だったようです。
まだQ1ということもあり、通期のガイダンスを維持したことと利益率の改善が株価を支えたものと思います。
Q2以降の業績に不安を与えるのは欧州の売上減ですね。
アメリカ株やるならゼネラル・ミルズ(GIS)の決算に注目すべき
わたしはアメリカ企業の決算の中で一際ゼネラル・ミルズ(GIS)の決算に注目しています。
その理由はゼネラル・ミルズ(GIS)の決算期間にあります。
ほとんどのアメリカ企業の四半期決算は、1-3,4-6,7-9,10-12月期ですが、ゼネラル・ミルズ(GIS)の決算は12-2,3-5,6-8,9-11と一か月早い決算期間になります。
マコーミック(MKC)とコナグラ(CAG)も同決算期間ですが、一番早く決算を発表するのがゼネラル・ミルズ(GIS)というのが恒例です。
ゼネラル・ミルズ(GIS)の決算に次四半期決算傾向のヒントが隠れていると思うわけです。
また、ゼネラル・ミルズ(GIS)の本業=主力製品は "GoldMedal" をはじめとする小麦粉なので、食料品セクターにおける中流を担うポジションにあるかと思います。
つまり、原料や石油、輸送などのコスト増の影響も一早く現れる傾向があります。
アメリカ株、特に生活必需品を中心に投資する場合は、ゼネラル・ミルズ(GIS)の決算は注目すべきと思います。
📍 生活必需品セクターの決算傾向
📍 参考:前四半期
💬 いずれの企業も欧州地域の業績が次四半期決算のポイントになると思います。
メモ:FOMCとこの日のマーケット
8/18(EDT-14:00) FOMCは0.25%の利下げを決定しました。これは大方の予想どおりです。
注目された今後の見通しについては"不透明"とし、利下げを継続するか否かの明言はしていません。
直後にトランプ大統領が今回の利下幅と見通し(=利下げしないかもしれない)について酷評するTwitterを発信します。
💬 おそらくFOMCがどういう結果を出していても後出しで酷評したことでしょう。
これを受けてNYダウ,S&P500ともに一旦マイナス幅を広げましたが、その後株価は上昇に転じました。
株価が上昇に転じた理由はパウエル議長の柔軟発言と報じられていますが、パウエル議長の発言も想定内のはずです。
実際には同時に下落した金(Gold)の動きを"正"と確認して株価が上昇に転じたのではないかと思われます。
利下げ後のマーケットの動きは数日見る必要があるかと思います
というわけで、決算発表の順番から見えてくるものもあるかと思います。
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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