9/5のNYダウは前日を超える大幅続伸、今年6番目の上昇幅となりました。
一気にリスクオンモードとなったこの日のマーケットのメモ書きです。
目 次
9/5のNYマーケット
📈 NYダウ:30日チャート
📌 9/5 NYマーケット
📌 伝えられた株価上昇要因
- 米中協議が10月再開
- 英国の合意なき離脱が遠のく(9/4~)
- 香港抗議デモの収束期待(9/4~)
株式
《ハイテク主導、ディフェンシブ系は軟調》
📌 9/5 NYセクター別騰落率
この日のNYダウの大幅高はハイテクが主導し、米中問題で売られていた小売、製造業にも買いが入りました。
反面、値を保っていた公益、生活必需品などディフェンシブ系は売られており、全面高ではありませんでした。
大幅高に反してNYダウの平均利回りが2.29%と前日変わらずだったことがディフェンシブ系軟調のマーケットを象徴しています。
《出来高は伸びず、窓を空ける日足は続く》
📌 NYダウ:今年の大幅上昇と出来高
今年6番目の大幅高となりましたが、大幅高となった他の日と比べると出来高が小さいのが特徴です。
また8月以降に見られる窓を空けて動く乱れ日足がこの日も確認できます。
チキンハート(CH)の思うところ
金(Gold)が寄付前から急落していたことから株式の買いモードは高まっていたと思われます。
しかし、この日の原油(WTI)は時間推移から見て株式の後追いです。
案の定というか、引けに掛けては失速しています。
終わってみれば、原油(WTI)は前日とほぼ変わらないので株式の上昇幅はちょっと不釣合いの印象があります。
株価上昇要因についても、米中協議はもともと9月再開の噂からすれば本当は後退材料、前日株価上昇の材料とされた英国はこの日FTSEが下落しています。
アメリカの雇用統計は翌日、FOMCは再来週に控えており、大幅高を誘導するには材料的に乏しい日だったように思います。
株価の変動に見合う足元を固める出来高もありません。
要するにこの日の上昇については不必要な吊り上げを疑うということです。
一部のセクターが材料を超えて乱高下を続けるのはITバブル崩壊前と同じ現象で、今動けないのもこの現象があるからです。
ただ、先週あたりからの為替と株式の動きを見ると、利下げ期待だけで経済指標と矛盾するおかしな動きは目立たなくなったような気がします。
"金利当てゲーム"の相場が終息して、為替、債券、株式に正常な連動が戻ってくるなら悪いことではないと思います。
いずれにしても、再来週のFOMCがひとつのポイントになりそうです。
(投資は自己責任で)
というわけで、今週はめずらしく日本株がアメリカ株に先行するかのような動き。。。
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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