12/3(NY) Google創業者のラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン両氏がAlphabetのCEO、社長を退任するというニュースがありました。
時代を駆け抜けた両氏の退任に思うことです。
目 次
Google創業者がAlphabet CEO退任
📰 ニュース元:Bloomberg - News
➤Google Founders Larry Page and Sergey Brin Stepping Down at Alphabet
➤Google Founders Larry Page and Sergey Brin Stepping Down at Alphabet
12/3(NY) Google創業者のラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン両氏がAlphabet CEO、社長を退任するという発表がありました。
後任には現Google CEOのサンダー・ピチャイ氏が兼任するとのことです。
ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン両氏はAlphabetの取締役には留まるようです。
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ひとつの時代のピークの終わり?
現在のIT環境におけるビジネスモデルはGoogleが確立したと言っても過言ではないと思うのだけど、その中心にいたラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン両氏の退任のニュースには、ひとつの時代のピークの終わりをどことなく感じてしまいました。
Alphabet>Googleは広告という収入基盤から様々な新ビジネスを生み出し成功に導きましたが、当時のGoogleには"事業"の成功意欲よりも"ラボ"の追求意欲をその源に強く感じました。
Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏と比較すれば、ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン両氏は政治的な活動とは距離を置き、社会に対して企業がどうあるべきかなどの堅苦しい使命感のようなものも表には見せず、純粋に自由にITの可能性を追求していたように思うのです。
しかし、今やアメリカを代表する巨大な企業になってしまったAlphabet>Googleでは、彼らの"ラボ"の追求意欲はもう優先できない環境なのかなと、それが今回の退任劇の裏に少なからずあるのではないかと想像してしまいました。
現在のAlphabet>Googleの社員からは「人権」や「環境」など社会的な問題に対する発言が目立つようになり、企業の在り方、"事業"の方向性さえも左右するようになった印象があります。
もちろん、世の中をリードする企業ですから、社会に対する責任が発生するのは当然のことで、その変化自体は否定する対象ではありませんが、その変化が訪れた今、Alphabet>Googleがかつてのように世の中を驚嘆させるようなソリューションを生み出すことができるのでしょうか。
社会的なこと政治的なことに目が向く時、だいたいその企業の創成期~成長期のピークは過ぎているような気がするから。。。
わたしとしてはラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン両氏の今後の動向の方が気になったりします。
ちなみに両氏ともビル・ゲイツ氏がマイクロソフト(MSFT)のCEOを退任した時(2000年)と同じくらいの年齢ですね。
というわけで、CEOの交代はちょっと注意だと思います。
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