2020-01-09

イラン情勢の緊張とマーケットの動きをチェック

Grüß Gott / Hello

クリスマス週からのS&P500と日経平均の動きをチェックしてみます。

イラン情勢からのリスクオフの動きに思ったことです。

  目 次



  イラン情勢の緊張とマーケットの動き


年末年始お休みの日本にいると、イラン情勢によるマーケットの変化も見逃しがちになっています。

一気にリスクオフに動いた印象が強かったのはS&P500の下落率がザラ場1%を超えた年明けの1/3でしたが、実際には事の発端だった12/27(イラク内の米軍基地が攻撃を受けた日)から12/30に掛けて怪しい動きは出ていたようです。


一番最初にわかりやすく反応したのはドル円=円高だったようです。

📌 ドル円・原油・金(Gold)チャート


円高に振れたことには気付いていましたが、ミセスワタナベのお留守中の動きにしては全然小さいと思っていました。


イラン情勢については原油(WTI)金(Gold)が12/30時点ではあまり反応していなかったので、完全なリスクオフというかんじではないですよね。

結局、原油(WTI)と金(Gold)が動いたのは1/3からなので、はっきりリスクオフを確認できるのはやっぱり1/3だと思う。


つまり、1/27~1/2までは薄商いを狙った投機的な動きの方が強かった。。。でも、1/2の米軍アクションの結果で投機的な動きがマーケット本流の動きになってしまった。

というかんじではないでしょうか。

  S&P500は日中に乱高下


📌 S&P500 (Dec.23-Jan.08) 株価チャート


S&P500はクリスマス週頭から比較すると、なんだかんだで結局上昇しています。(あいかわらず強いです)

終値として下回ったのは年末の1/30だけです。


📌 S&P500 (Dec.23-Jan.08) 日中のパフォーマンス


ここのところ目立つのは日中にプラス圏とマイナス圏を挟んで行き来する乱高下が見られること。

イラン情勢に対するアメリカ、イラン双方の声明発表に加え、各種経済指標など日中に発表される材料に反応していると言えばそれまでですけど、こういう「待ってました的な動き」は要注意だと思います。

特に金(Gold)原油(WTI)が一緒に激しく動く時は恐いです。無論、金(Gold)と逆の方向に一気に動くことを警戒してしまいます。


だいたいこういう時の株価は論理的に理解できる動きにはならず、アナリストさんたちのコメントも日替わりの後付けになる傾向があります。

掴みどころのないザックリとした「楽観」とか「悲観」とか抽象的な表現が繰り返されます。

VIXはまだ低位ですが、ちょっと嫌なかんじですね。


※NYダウの方はボーイング(BA)に振り回されている感があります。。。


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  ➤一貫性のない乱高下が始まったら要注意

  日経225は隔日の乱高下


📌 日経225 (Dec.23-Jan.08) 株価チャート


S&P500と比較して日経はクリスマス週頭から比較すると返し切れていない状態です。

ドル建日経も下落しているので円高影響だけを理由には出来ないと思います。


📌 日経225 (Dec.23-Jan.09) 日中のパフォーマンス


また、日経の方は年明けから隔日の乱高下モードです。派手に動いていますね。

S&P500のように日中にプラス圏とマイナス圏を行き来することはないですが、結構ボラティリティが上昇しています。(1/8に17.25

昨年8月下旬から日経がS&P500に先行したような動きが見られるので、その真偽性にも注目したいです。

もし、S&P500がこれから同調するなら、"日経先行説"はまんざらでもないと思います。


💬 わたしの投資計画

1/8のトランプ大統領のハト寄り発言でイラン情勢は緊張緩和=楽観に動き、多くのアナリストからは「今年はここからスタート」などと強気発言が相次いでいます。

典型的な上がれば強気、下がれば弱気、「あなた先週なんて言った?」の相場感になっていると思います。

株価が上がり続けると「買いたい病」が襲ってくるのだけど、ここはしっかりと自分自身が割安と思うかどうか、基本を見失わずにマーケットと向き合いたいです。



というわけで、あまりに短期すぎる動きで判断しても仕方ないけど。。。

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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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