2/17 アップル(AAPL)がQ2.2020の売上予測を下方修正しました。
敏感に反応したのはまたもや日本市場でニューヨークの反応は"無視"のレベルと言ってもいいくらい。
目 次
アップル(AAPL):Q2.2020の売上予測を下方修正
2/17 アップル(AAPL)はQ2.2020の売上予測の達成が困難である旨を発表しました。
原因は"新型コロナウイルスの影響"で、下方修正幅は現時点で未提示の状況です。
📚 情報元:Apple Inc. - Investor Relations
➤Investor update on quarterly guidance
➤Investor update on quarterly guidance
📈 AAPL:株価1か月チャート
📈 S&P500:株価1か月チャート
この発表を受けた翌2/18の日本市場は日経-329.44(-1.40%)の大幅安です。
対してニューヨーク(S&P500)は午前中-24.55(-0.73%)と下落する局面あるも、午後から持ち直し終わってみれば-9.87(-0.29%)、先物は反発しています。
ニューヨークに関しては取り立ててニュースにするほどの値動きとは言えないものです。
当のアップル(AAPL)もザラ場こそ最大-3.18%と下落するも 終値は巻き返し-1.83%、時間外ではさらにマイナス幅を縮小しています。
2019年1月の下方修正時との比較
アップル(AAPL)の下方修正で思い出されるのは昨年1月早々、中国経済の減速を理由に下方修正しました。
この時はクリスマスクラッシュ直後の地合いの悪さもあり、S&P500は-62.14(-2.48%)、アップル(AAPL)株は-9.96%の急落を記録しました。
📌 アップル(AAPL)の下方修正の比較
昨年の下方修正の時は具体的な修正幅が提示されていたのに対し、今回は決算対象期間にして一か月以上残していることもあり修正幅は未提示です。
不透明を嫌うマーケットの原則からすれば、今回の方がショッキングな売りが生じてもおかしくはないのですが、これでも崩れない今のニューヨークは相当強いです。
新型コロナウイルスの影響
新型コロナウイルスの影響度合いは各国マーケットで格差があるようです。
発生源となった武漢を中心とした中国全土の状況、停泊するクルーズ船の問題を抱える日本の状況は世界中に不安を与えていることかと思われます。
上海マーケットは中国政府の資金投入でなんとか頑張っているようですが、一番深刻な影響が出ているのが日本のマーケットと言えそうです。
今のところ、アメリカや欧州にとっては「対岸の火事」というかんじでマーケットに大きく影響を与えていないような印象です。
しかし、中国国内の工場稼働を見る限りは当初想定した以上の影響が出ることは間違いなく、今回のアップル(AAPL)の下方修正がそれを証明している。
もはや感染者が多い国や地域だけの問題ではないと思うのだけど、そう思うのは日本にいるからなのでしょうか?
ニューヨークの強さと裏腹にまったく織り込んでいない悪材料がはっきり見えているように思えてならないです。
アメリカ大統領選をめぐる駆け引きもあるわけで、いろんな思惑が絡んでいそうで恐いです。
一方で債券は買われ続け、金(Gold)は高値に留まっています。ブレーキとアクセル両方思い切り踏んでるみたいで気持ち悪いですね。
1~2月期の実績を含む企業の決算発表が始まる頃までにはスーパーチューズデイも過ぎているし、アメリカへの影響もはっきりしてくるのではないでしょうか。
- 3/12 アドビ(ADBE)
- 3/15 ゼネラル・ミルズ(GIS)
- 3/17 フェデックス(FDX)
- 未定 オラクル(ORCL),ナイキ(NKE)
もし、ナイキ(NKE)あたりがマーケット予測を下回り、ガイダンスが悪かったらさすがにアウトだと思うんだけど。
(投資は自己責任で)
というわけで、昨夜のニューヨークの反応は薄すぎと思うチキンハート(CH)でした。
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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