2021-02-06

NTT(9432)のQ3.2021-03決算発表:追加増配を発表

Grüß Gott / Hello

Feb.05(TYO-AMC) NTT(9432)がQ3.2021-03の決算を発表しました。

ドコモ(旧9437)吸収で過去最高益、通期の進捗良好、追加増配発表で増配率は10%超えです。

  目 次



  NTT(9432):Q3.2021-03決算発表


📌 Q3.2021-03
Q3.2021-03実績前年

億/円増減億/円
売上30,2671.80%29,731
営業利益4,9385.60%4,676
最終利益2,89616.17%2,493
EPS78.2113.89%68.67
Q3.2021-03実績前年
累計億/円増減億/円
売上87,380-1.41%88,626
営業利益15,0233.58%14,504
最終利益8,3114.29%7,969
EPS224.074.61%214.20
- Q3増収増益確保
- Q1-Q3:ドコモ吸収で過去最高益
- 通期予測に対する進捗良好

📌 Full.2021-03 Guidance
Full.2021-03会社予測前回予測対市場予測
Guidance億/円前年比億/円Surprise市場
売上115,000-3.36%-115,000Miss-1.47%116,710
営業利益15,9001.79%-15,900
最終利益8,6000.55%-8,600Miss-6.64%9,212
EPS232.400.51%-232.40Miss-8.55%254.14
配当105.0010.53%up100.00
- 通期ガイダンスに変更なし…海外売上の弱味含みから慎重姿勢
- 通期追加増配を発表:100→105円(前年95円)…増配率は10%超え

  📚 情報元:日本電信電話株式会社 - 株主・投資家情報
      ➤2020年度 第3四半期決算について [2021年2月5日]


- 発表後の株価はADR最大+3.10%,終値+1.79%の上昇



  業績と株主還元データ


(🔎 グラフはクリックすると大きくなります)

📍 売上と営業利益



  📍 キャッシュフローと配当性向



📍 配当実績



 
  • 配当利回り
    - 5年間平均:3.02%
    - 配当落日の最高:3.83%
    - 配当落日の最低:2.22%
  • 増配率
    - 2020-2021:10.53%
    - 5年間平均:14.04%
  • 連続増配
    - 10年連続増配中
    - 21年間減配なし…増配回数は15回(71%)
  • 自社株買い
    - 2021-03:2500億(予定)
    - 5年間平均:2,929億

メモ
🔔 NTTの減配なし記録

NTT(9432)は上場以来これまで1991年と2000年の2度減配を記録しています。

どうも前年に記念特別配当があったようにも見えるのですが、その注記がないので翌年減配の扱いになってしまいます。

もし、これが実質記念特別配当で"減配なし"とみなせば「35年減配なし」となります。

  わたしの思うところ


過去を調べてみると思いのほか追加増配をしているようです。

  📚 情報元:IR BANK (irbank.net)
      ➤日本電信電話 - 配当金の推移

事情はいろいろありそうですが、今回はドコモ(旧9437)を電撃的に子会社化したのだからこのくらいはやっていただかないと。。。来年以降もね。

日本の通信環境においては絶対的胴元なわけで、他社が儲かれば実はNTT(9432)も儲かるというしくみは当分変わらないでしょう。

理不尽な規制に縛られそうなのが恐いところだけど、逆に解せばそれだけ安定しているからということ。


💸 投資計画
ドコモ(旧9437)で得た資金をKDDI(9433)NTT(9432)に流したので、ポートフォリオでは一気に保有比率が上がっています。

調べてみると思った以上に配当継続力があるようなので、配当利回りを見ながら今後も買い増ししていきたいと思っています。


(投資は自己責任で)


というわけで、10%超えの増配率には素直に感謝。

LINK

Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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