May.12(TYO-AMC) 資生堂(4911)がQ1.2021-12の決算を発表しました。
特別損益で実質収益がわかりづらい決算ですが、本源の見通しは若干の下振れリスク含みと理解した方が良さそうです。
目 次
資生堂(4911):Q1.2021-12決算発表
📌 Q1.2021-12
- Q1:増収,営業利益増
- Q1:日本減収-12%…通期見通し+7%
- Q1:海外全地域増収…中国+41%,欧州+12%
- 欧州:スキンケアシェア拡大
- 特損:153億円…Dolce&Gabbana契約解消=商標権の減損
📌 Full.2021-12 Guidance
- 通期ガイダンス:売上,営業利益を下方修正
- 最終利益,EPSは本源修正なし,特益(見込み)で上方修正
- 2021年 特別利益(見込み)=870億円(Q3予定)
・パーソナルケアの事業譲渡・合弁事業化
- 2021年 特別損失(見込み)=350億円(Q2以降200億)
・「Dolce&Gabbana」のグローバルライセンス契約解消
- 発表後のADR株価は最大+1.49%,終値+1.10%の上昇
- 発表後の東証株価は寄付+2.00%上昇も最大-2.91%,終値-2.46%の下落
業績と株主還元データ
(🔎 グラフはクリックすると大きくなります)
📍 売上と営業利益 |
📍 キャッシュフローと配当性向 | |
📍 配当実績 |
|
わたしの思うところ
一番重要なポイントとしては通期ガイダンスの売上、営業利益が下方修正されたということ。
ワクチン接種が遅れている日本国内の影響が大きいのでしょう。
欧州でのスキンケアシェアが拡大したというのはプラス材料です。
特別損益を含んだ数字には惑わされないように。
💸 投資計画
チャンスがあれば一部利確も狙っていますが、なかなか希望の域まで来てくれないかんじです。
まあ、無理に売却する必要もないのでじっくり構えています。
チャンスがあれば一部利確も狙っていますが、なかなか希望の域まで来てくれないかんじです。
まあ、無理に売却する必要もないのでじっくり構えています。
(投資は自己責任で)
決算
日本企業全体の決算発表に言えることですけど、特別損益が生じた時に決算短信の表面的な収益が乱れるのは致し方ないことと思いますが、特別損益等を除いた肝心の本源レベルがどうだったかは何らかの形で簡潔&明確に提示してほしいところです。
もちろん、補足資料や短信の文章をじっくり読み込めば分かることもありますが、経済記者や証券アナリストはそこまで一社に時間を掛けて読み込んではくれないでしょう。
いつも表面的な数字だけが取り上げられ、結果、株価の動きも乱高下します。
その点、欧米企業の決算発表はとてもわかりやすいし、読み手がいちいち実質収益を紐解く必要がないです。パッと見ればすぐわかります。
ユニリーバ(UL)などはマーケット予測までサイトに掲載しています。
株主やマーケットの方を向くとはどういうことなのか、日本企業はよく考えてほしい・・・
資生堂(4911)はこれまで比較的親切な決算発表をしてくれていたので、今回のわかりづらい決算内容はすこし残念に感じました。
もちろん、補足資料や短信の文章をじっくり読み込めば分かることもありますが、経済記者や証券アナリストはそこまで一社に時間を掛けて読み込んではくれないでしょう。
いつも表面的な数字だけが取り上げられ、結果、株価の動きも乱高下します。
その点、欧米企業の決算発表はとてもわかりやすいし、読み手がいちいち実質収益を紐解く必要がないです。パッと見ればすぐわかります。
ユニリーバ(UL)などはマーケット予測までサイトに掲載しています。
株主やマーケットの方を向くとはどういうことなのか、日本企業はよく考えてほしい・・・
資生堂(4911)はこれまで比較的親切な決算発表をしてくれていたので、今回のわかりづらい決算内容はすこし残念に感じました。
というわけで、わかりづらい資生堂(4911)のQ1決算でした。
LINK
Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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