Jan.24(BMO) 3M(MMM)がQ4.2022の決算を発表しました。
年間四半期すべて前年を下回る売上減に来期ガイダンスも減収減益提示で株価は急落しました。
製造業全体に不安を与える内容となってしまいました。
目 次
3M(MMM):Q4.2022決算発表
📌 Q4.2022
- 通期:Q3で下方修正した目標は辛うじてクリア
- 本源の売上増(Q4+0.4%,FY+1.2%),営業利益増(Q4+19.1%,FY+20.8%)を必死にアピール
📌 Full.2023 Guidance
- 2500人のリストラ策を発表
💬 リストラ以外の改革案にあまりインパクトがない。。。
- 発表後の株価は最大-6.62%,終値-6.21%の急落
配当
💰 次期配当について
例年どおりなら決算発表から1~2週後に発表
+$0.01/Qの増配をした場合、来期予測EPS下限での配当性向は≒70%
💬 なので、たぶん$1.50/Q(+0.67%/Q)になると思う
例年どおりなら決算発表から1~2週後に発表
+$0.01/Qの増配をした場合、来期予測EPS下限での配当性向は≒70%
💬 なので、たぶん$1.50/Q(+0.67%/Q)になると思う
過去1年の決算傾向と株価の動き
📈 MMM:株価1年チャート
📍 MMM:過去1年の決算傾向と株価の動き
(🔎 グラフはクリックすると大きくなります)
* Change(%)はS%P500比
💣 過去1年では最大の嫌気
業績と株主還元データ
📍 売上と営業利益 |
📍 キャッシュフローと配当性向 | |
📍 配当実績 |
|
わたしの思うところ
過去1年の決算発表後の株価の反応では一番嫌気されましたね。
インフレ渦と為替の影響による大幅な利益減は言い訳できるとしても大幅な売上減というのはさすがに印象悪いです。
ただ、Q3時点で下方修正した数字は辛うじて守ったので株価の急落分は来期の弱気なガイダンスの方が重いということになります。
Jan.26(AMC)にはインテル(INTC)も最終赤字転落の悪決算を発表するなど電子部品に関わる製造業は特に悪いようです。
日本でもJan.24(TYO-AMC)の日本電産(6594)が減益下方修正で大幅安となりました。
指数レベルでは底入れ反発と期待する声がありますが、中長期的に期待できるものかどうか・・・
事情が違う金融セクターを除けば、ここまでの決算発表で好感されているのはネットフリックス(NFLX),テスラ(TSLA),サービスなど既に高値から7割超の暴落に見舞われた企業が多いような気がします。
やはり「景気減速」を示唆しているFRBには逆らわない方がいいかもしれませんね。
不安を払拭してくれるとしたら、Feb.02/a発表予定のアップル(AAPL)さんしかいないでしょう。当然株価の反応ではなくその内容が重要です。
💸 投資計画
アメリカ株の中でも60年以上連続増配を続けている企業は数えるほどですが、3M(MMM)はそのひとつになります。
万一今後減配に陥る予兆があるとしたら数年かける売上減と配当性向の上昇に表れると思いますが、過去のゼネラル・エレクトリック(GE)などの売上減少度と比較すればまだまだ可愛い範囲だと思います。
一方でどんな企業にも停滞期というのがあり、配当王の優良企業は幾度となくそれを乗り越えてきています。
あのコカコーラ(KO)でさえ高値から60%超下落した過去があります。
数年後に「あの時が最大の買い場だった・・・」となることを期待してHOLD
"買い増し"はさすがに慎重になりますけどね。
アメリカ株の中でも60年以上連続増配を続けている企業は数えるほどですが、3M(MMM)はそのひとつになります。
万一今後減配に陥る予兆があるとしたら数年かける売上減と配当性向の上昇に表れると思いますが、過去のゼネラル・エレクトリック(GE)などの売上減少度と比較すればまだまだ可愛い範囲だと思います。
一方でどんな企業にも停滞期というのがあり、配当王の優良企業は幾度となくそれを乗り越えてきています。
あのコカコーラ(KO)でさえ高値から60%超下落した過去があります。
数年後に「あの時が最大の買い場だった・・・」となることを期待してHOLD
"買い増し"はさすがに慎重になりますけどね。
(投資は自己責任で)
というわけで、とりあえずちょっとでもいいから2月の増配を楽しみに待ちます。
LINK
Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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