2018-09-27

エクソンモービル(XOM):『未来の自動車』をめぐる『石油メジャーの影響力』?

Grüß Gott / Hello

『時価総額世界第1位』は入れ替わるたびに大きなニュースになりますが、世代を超えて何度も第1位の座に返り咲いているのがエクソンモービル(XOM)です。



  石油メジャーの影響力


環境的にも政治的にも、どことなくダーティーなイメージがつきまといますが、エクソンモービルをはじめとする『石油メジャー』は、とてつもなくしぶとく、想像以上に手強い存在です。

さて、今日は『未来の自動車』をめぐる、わたしの勝手な妄想による『石油メジャーの影響力』のお話です。


『ハイブリッド車』と『EV車』どちらが優れていると思いますか?

世界的な自動車業界の流れはほぼ『EV車』勝利の方向に動いているように見えます。

もちろん、様々な専門家が様々な視点から出してきた答なのでしょう。

しかしながら、わたしは『石油メジャーの影響力』がたぶんに裏で働いている、実は彼ら(石油メジャー)の思惑こそが一番の理由と思って(妄想して)ます。

我が家は『ハイブリッド車』ですが、『ガソリン車』時代と比較してガソリン代は半分になりました。車両本体価格がその分高いと言われますが、ガソリン消費量だけに着目すればが半分に減ったことは間違いないです。

石油消費の40%が輸送用(≒ガソリン)ですから、すべて『ハイブリッド車』になると、石油消費全体の20%が単純に需要減となってしまいます。
ガソリン燃費が向上すれば需要減はさらに顕著になるでしょう。

対して、すべて『EV車』の場合は、消費者のガソリン消費こそゼロになりますが、激増するであろう『電力』は何をもって作り出すのでしょうか?

原子力発電が難しい状況では、主となるのは化石燃料しかないでしょう。(再生可能エネルギーでは現実的にまかなえる量ではないと思います)
今現在、石油消費の10%が電力用ですが、輸送用に使われていた石油を電力用に移行できるなら、石油消費全体の需要減は発生しないでしょう。

自動車を動かすための力として、「石油から精製されたガソリンを流通させて車に注入する」場合と「石油で起こした電気を送電して車に注入する」場合のトータルのエネルギー効率と費用効率の比較になるとは思いますけど、石油メジャーにとって、石油消費を維持し利益を生み出し続けてくれるのは、実は『EV車』の方なのではないでしょうか。

だから『EV車』が勝利するのです。

石油メジャーにとって、一方的に石油消費を半減する『ハイブリット車』は迷惑な存在、「あんなの今のうち潰しておけ」と。。。

これが『石油メジャーの影響力』、わたしの妄想物語の全貌です。

そもそも、発展途上国や秘境の地に自動車充電用の電力ステーションがどれだけ用意できるのか疑問に思うし、環境(CO2排出)問題を持ち出すならば、消費者が出すか、発電者が出すかの違いで地球規模では同じことです。

『未来の車』として実用的と思うのは、『電気』でも『ガソリン』でも『水素』でも何かひとつ源が残っていれば動いてくれること。
『(プラグイン型も含めて)ハイブリッド車』が一番近いと思うのですけどね。

環境問題は『ハイブリッド車』でも『EV車』でも『技術の進歩』に掛かる共通した課題だと思います。

ここで断っておきますが、『ハイブリッド車』を支持するからと言って、わたしはトヨタやホンダの関係者でも回し者でもありません。
むしろ投資家としては「石油メジャー頑張って」という立場です。

エクソンモービル(XOM)、シェブロン(CVX)、ロイヤルダッチシェル(RDS-B)、BP(BP)と石油メジャーのいずれもが高配当銘柄であり、「世界の年金を背負っている」とさえ噂されます。政治を動かす力があるのも当然かと思います。

このような妄想をめぐらすことも投資の面白さですね。

というわけで、「石油メジャーには逆らうな」と思うチキンハート(CH)でした。

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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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