アメリカの公益株は高配当でとても魅力的なのですが、さすがに馴染みが薄い会社ばかりです。
アメリカの公益株を選ぶ際に注意していること
基本的に規制事業なので「➤他のセクターの目安」とは、条件を厳しくするところと緩くするところを区別する必要があると思いますが、アメリカの公益株を選ぶ際に注意していることは以下に挙げるところでしょうか。
- 配当利回り:今現在、過去5年の平均利回りがいずれも4%以上あること
(3%台では気持ち的にものたりない…) - ハリケーンが上陸するフロリダ周辺の海岸部地域でないこと
- 山火事が発生しがちなカリフォルニア近辺の地域でないこと
- 原子力発電所を所有・運用していないこと
- 石油事業に大きく関わってないこと
アメリカで操業する時価総額上位の公益銘柄の一覧
わたしの投資対象銘柄
ナショナルグリッド(NGG)とPPLコーポレーション(PPL)が投資対象になるでしょうか。
ナショナルグリッド(NGG)は英国の企業ですが米国でもニューイングランド地方を中心に操業しており、事業比率は[米4:6英]です。
PPLコーポレーション(PPL)はその逆で米国の企業ですが英国でも操業しており、事業比率は[米7:3英]です。
ここのところの『ポンド安』の影響なのか、二社とも株価が伸び悩み、その結果、配当利回りが高くなっているのかもしれません。
「ポンドがいずれ戻る」と予測するなら二社とも今が買い時かもしれません。
ガスパイプライン事業のワンオーク(OKE)も魅力ですが、公益株としては少々Fwd P/Eが高いように思います。
自然災害のリスクについては、遠い日本から投資するからこそ余計に気になりますよね。
毎年のように『ハリケーン』や『山火事』による被害があり、電力会社も被害を受けているようです。
この辺はGoogle先生に聞けば、被害を受けた電力会社のニュースなどを教えてくれると思います。
そして、何といっても投資対象として迷うのは『原発』です。
東日本大震災の『福島第一原発事故』、その後の東電(9501)を見るに原発を所有・運用する電力会社への投資はリスクを感じます。
アメリカでも1979年に『スリーマイル島原発事故』がありましたが、現在の所有者がエクセエロン(EXC)です。
『福島第一原発事故』以降は世界的に原発の建築基準と保守基準が厳しくなったようですが、費用的にも影響が大きいようで、ファーストエナジー(FE)の原発運用子会社が破綻に追い込まれ、FE自身も赤字に転落しました。
東芝(6502)を経営危機へと追い込んだ、米国子会社ウェスティングハウスの原発製造への影響もあったと思われますが、このウェスティングハウスへ原発の発注をしていたのが、デューク(DUK)、ドミニオン(D)、サザン(SO)の上位陣です。
この辺もGoogle先生に聞けば、影響度合などを教えてくれると思います。
配当利回り、増配率はおとなしめですが、ニューヨークに電力を供給する、コンソリデーテッドエジソン(ED)が連続増配の年数的にも安心な投資先でしょうか。
個人的には『再生可能エネルギー』に注力する、エバーソース・エナジー(ES)が増配率も良いので注目しています。
というわけで、日本の公益株ももうすこし配当に力を入れてくれないかな、と願うチキンハート(CH)です。
LINK
➤National Grid - Investors
➤Morningstar - Stocks - National Grid PLC ADR
➤PPL Corp. - Investors
➤Morningstar - Stocks - PPL Corp.
➤Consolidated Edison Inc.
➤Morningstar - Stocks - Consolidated Edison Inc.
➤Eversource Energy - Investors
➤Morningstar - Stocks - Eversource Energy
➤Morningstar - Stocks - National Grid PLC ADR
➤PPL Corp. - Investors
➤Morningstar - Stocks - PPL Corp.
➤Consolidated Edison Inc.
➤Morningstar - Stocks - Consolidated Edison Inc.
➤Eversource Energy - Investors
➤Morningstar - Stocks - Eversource Energy
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