ここのところ、政府が「70歳まで働ける環境を用意します」とか言い出しました。
『人生100歳まで』などという言葉もよく聞くようになりましたね。
だいたい偉い人たちがこういう「一見立派なこと」を言い出す時は、その裏に「困ったことがある」からでしょう。
多くの人が予想するとおり、「年金破綻」が深刻な事態になったのだと思います。
つまり「年金減らされても生きていけるように、少しでも長く働け」ということです。
定年を過ぎても「働きたい」という人はたしかに多いですよ。
しかし、それは「仕事に対する生き甲斐」を理由とする人だけではなく、「年金をもらうまでの生活」を理由とする人も少なくないと思います。
少なくともわたしの周りでは後者の方が多いような気がします。
おそらく、「70歳まで」という話になっても、定年延長ではなく、まずは嘱託の再雇用が現実的でしょう。(60歳定年の現在もそうなんだけど・・・)
定年後、給料を減らされて嘱託のまま働かなければいけいなんてこと、みんなが望んでいるとは思いません。
「70歳まで」とかいきなり言われても、「ノーサンキュー」でしょう。
そもそも、お仕事に生き甲斐を感じ、かつ優秀な人であるならば、今も昔も70歳だろうと、80歳だろうと現役ばりばりで働いておられます。
『働く』ということは自分の希望だけで叶うものではなく、世の中でそのキャリアとマンパワーが必要とされるから可能になるものと思います。
景気の良し悪しに関わらず、いつの時代も最優先すべきは「新卒の若い世代の就職枠の確保」ではないかと思うのですが、ただでさえAIが人の仕事を奪っていくご時勢の中で、さらに定年延長の使えない居残り組により新卒採用枠が減少するのは如何なものでしょうか。
素直に「年金破綻」を宣言して、とりあえず消費税上げとけばと思いますが、政治家のみなさんも選挙で票にならないことは言えないですからね。
それにしても「年金を当てにしない」ということは今の40代、50代の人の多くは既に考えて生きてると思うのですが、違いますか?
「投資」というテーマに戻って語れば、イギリスやシンガポールのように「配当非課税にしてくださいね」という結論かな。NISAみたいな限定的なものでは困るのよ。
というわけで、難しい話で頭が痛くなってきたのでバファリンのみます。バファリン作ったのはブリストルマイヤーズ(BMY)です。
Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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