NYダウ平均、S&P500と並び注目されるナスダック指数ですが、わたしはこの株式指数を意図的に見ないようにしています。
チェックしている株式指数
毎週記録のようにつけている「➤今週のマーケット」(このブログ内のラベル)では以下の株式指数をチェックしています。
ナスダック指数は記録していません。
投資をする上でナスダック指数を見ないようにしているからです。
ナスダック指数を見ない理由
わたしがナスダック指数を見ない理由は二つあります。
① ひとつの取引所指数にすぎないから
アメリカにはニューヨーク証券取引所(NYSE)とナスダック証券取引所(NASDAQ)の二つの大きな証券取引所があります。
ナスダック指数はナスダック上場銘柄だけの時価総額を元に算出されたものなので、当然NYSE分は含まれません。
ナスダック上場銘柄は、NYダウで5/30(16.67%)、S&P500で135/505(26.73%)と、NYSEに対して銘柄数ではマイナーです。
NYダウやS&P500に採用されている銘柄数が少ない割にボラティリティが高そうなナスダック指数に振り回されるのはおかしいと思うのです。
ナスダックを気にするなら、NYSE総合指数も取り上げなければいけないと思います。(NYSE総合指数を気にしている人はあまり見たことないですけど…)
また、特定の銘柄の時価総額や値がさに左右される現在の株式指数そのものに少々疑問も感じています。
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② セクター比が偏りすぎ
下のグラフはNYSE(左)とナスダック(右)別のS&P500採用銘柄のセクター比率です。
明らかにナスダックの方には偏りがあるのがわかります。
この偏りを持つナスダック指数をアメリカ市場の将来を見通す指数として見るには抵抗があるわけです。
インカムゲイン狙いの長期投資が目的なら見る必要がない
ナスダックに高い比率で投資をしているなら話は別ですが、S&P500の個別銘柄にインカムゲイン狙いの長期投資が目的であれば、必要以上にナスダック指数を気にすることはないと思っています。
わたしなんかは、ナスダック指数を気にしてしまうと、不相応に強気になったり、弱気になったりしそうで恐いです。
「ナスダック指数をまったく見ない」はさすがに語弊がありますが、「ナスダック指数で動かない」は意識していることです。
NYダウやS&P500で見る限り、この数週の下落相場も「狼狽するほどのリセッションはもう一段か二段落ちてから」と思っている人も多いのではないでしょうか。
(投資は自己責任で)
というわけで、為替や原油の方がはるかに気になるチキンハート(CH)です。
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