日本独特の存在と言われる「総合商社」、今日は総合商社の配当状況と復配力についてのお話です。
総合商社のランキング
📌 日本の主な総合商社の時価総額と配当データ
あのバブル時代でも本当のエリートでないと入社出来ないと言われた名門企業が並びます。
三菱・三井・住友の財閥内の御三家を挙げると、銀行とともに必ず総合商社が入ってますよね。
こぼれ話
バブル時代の就職活動では「内定を断りに行くと牛丼やコーヒーを頭から掛けられる」などの醜い噂があり、内定を断る時の一番良い理由は「○○商事に行きます」と総合商社の名前を出せば大丈夫という話が真しやかに流れていました。
総合商社の復配力
総合商社は高配当銘柄ですが、銀行や証券セクターとともに「簡単に減配する」という話はよく聞きます。
上の表でおわかりのように、たしかに総合商社の連続増配、配当継続性はお世辞にも良いとは言えません。
ただし、注目すべきは総合商社は銀行や証券、他のセクターと比較して、減配しても短期間で配当を戻してくる『復配力』があることです。
📌 リーマンショックによる減配前の配当水準に戻すのに掛かった年数
セクターを問わず、リーマンショックで減配を余儀なくされた会社の中には、10年を経過した現在も配当水準を戻せない会社があります。
対して、総合商社のほとんど(双日(2768)を除く)は3~4年で減配前の配当額に戻しています。
過去10年の平均増配率も二桁の会社が多く、この点も「復配力」の裏付けと思います。
総合商社への投資
わたしは総合商社の「復配力」を信頼して、三井物産(8031)をメインに複数の総合商社を保有しています。
総合商社とは言っても、資源、素材、機械、サービス、また地域性など、それぞれ得意な分野、領域があるので、何でもかんでも保有しようとは思っていませんが、今後も割安と思うところでこのセクターは買い増していくと思います。
「総合商社」という存在は日本独特のようですけど、ビジネスチャンスがあれば世界中どこへでも飛んで行くエクソン・モービル(XOM)に近い存在なのかなと思います。
(投資は自己責任で)
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