マーケットニュースやアナリストさんのお話には、JPX(日本取引所グループ)が発表する様々な統計データが引用されます。
このうち、マーケットを大きく左右する「海外投資家の動向」は毎週木曜に前週分が発表されています。
海外投資家の動向
現在の日本のマーケットでは、海外投資家が「買いこす」か「売りこす」かがトレンド転換点の大きなファクターになっています。
この「海外投資家の動向」は、JPX(日本取引所グループ)のホームページに掲載されています。
JPXではPDFとEXCELの資料で配布されていますが、いろんな投資情報サイトではデータをグラフ化してくれています。
JPX(日本取引所グループ)のマーケット情報は日次、週次、月次と情報の内容によって発表サイクルが異なるのですが、問題の「海外投資家の動向」がわかる「投資部門別売買状況」は毎週木曜に前週分を発表するサイクルになっています。
「毎週木曜に前週分を発表」が当たり前のことと見過ごしてきましたが、よ~く考えてみると発表が遅いと思います。
このシステム化時代に人が口頭で伝え手計算しているわけではないしょうから、日次とは言いませんがせめて金曜のマーケット引け後には当週分を発表できないのかなと思います。
どうも日本のマーケットというのは、業界の人たちだけが先にわかる情報があるのではないかと疑われるところが多々あります。
「嫌なら日本株なんて買わなきゃいいだろ」と言われてしまえばそれまでですけど。。。
海外投資家の比率が高い銘柄
いち早く「海外投資家の動向」を予測するのに「海外投資家の比率が高い銘柄に注目する」という手段もあるかとは思います。
海外投資家比率が高い主な銘柄
- 4452 花 王
- 4503 アステラス製薬
- 6758 ソニー
- 6861 キーエンス
- 6954 ファナック
- 7974 任天堂
- 8316 三井住友FG
セクター別の状況や個別の材料もあり、全部同じ動きをするわけではないですから、「海外投資家の動向」を予測するのはなかなか難しいですよね。
というわけで、日本のマーケット情報公開の迅速性と公平性は課題だと思います。
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