米国セントルイス連銀総裁(ハト派)が「12月の利上げを見送り、1月に利上げを再開することも可能だ」と発言しました。
ファーウェイ問題、英国ブレグジット議会採決と、マーケットが嫌う不透明な材料がいくつも重なってきました。
FOMCの早期利上げ打ち止め観測が止まらない
10月初旬にNYダウが史上最高値を更新した時は、FOMCの12月利上げを疑う余地はなく、来年(2019)も3~4回の利上げが確実視されていました。
その後、マーケットに陰りが見え始めた途端に来年(2019)の「利上げ回数減少」の予測が生じ始め、いつの間にか「利上げ打ち止め」観測に変わりました。
下落傾向が止まらない株式市場を見て、とうとうキーパーソンの一人から「12月の利上げ見送り」の話まで出てくるようになり、先物では12月の利上げ確率は75%から67.4%まで低下したとのことです。
FOMCは来週12/18~12/19に開催されます。
その他のマーケット不透明材料
① 英国ブレグジット議会採決の行方
今週の12/11に英国政府とEU間で同意された離脱案に対する英国議会の採決が行われます。
離脱案が否決された場合は21日以内の修正案提出となりますが、反対390票(過半数320)レベルの否決の場合は「同意なき離脱=ハードブレグジット」が現実味を帯びると噂されています。
イングランド銀行は「ハードブレグジット」なら最悪8%のGDP衰退を予測するレポートを提出しています。
② ファーウェイ問題
この問題は正直よくわからないです。
ニュース報道などでは、ファーウェイのNW機器に「余計なものがあった」などと伝えられています。
「余計なもの」って一体何でしょう?
想像できる「余計なもの」だったら本当に大問題だと思いますが、今のところかなり不確実な情報です。
③ 原油価格
先週のOPECで一旦は落ち着いている原油価格にも注意して見ていきたいと思っています。
原油価格の急激な変動は株式市場の弱気相場に追い打ちをかける印象があるからです。
チキンハート(CH)も作戦変更
ここにきてマーケットが嫌う「先行き不透明」な材料が続出しており、大きなお金を動かす人たちが喜ぶ相場となるかもしれません。
✎ わたしが目安にしている下落ライン
アメリカが1段目(DJIA≒$23,0000)のラインを割るなら、日本は2段目(N225≒¥17,000)に向かう恐れがあるので、日本株の1段目の「本気買い」は一旦控え目にし、アメリカに目を向けたいと思います。
当面は円高局面に備え「ドル買い」のタイミングを見たいと思っています。
あと、「アメリカ企業の業績が悪化」というアナリストたちの手のひら返し発言がいつ出てくるかにも注目しています。
(投資は自己責任で)
というわけで、10月はじめの強気予測はどこへ消えてしまったのでしょうか・・・
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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