英国は12/11に予定されていたブレグジットの議会採決を延期しました。
この日のマーケットの動きをチェックしてみました。
英国議会採決延期の発表とマーケットの動き
メイ首相がブレグジットの議会採決の延期を発表したのは12/10 15:30(日本時間12/11 00:30)です。
発表内容で注目すべき点は
- 大差で否決される可能性を認めたこと
- 「合意なき離脱」への備えをすること
離脱を決めたはいいけど、具体的な離脱の姿はコンセンサスが取れていなかった英国の実情が改めて浮き彫りになりました。
そして、この日のマーケットの反応です。
《株式市場》
《為替》
- 発表後の主要な株式指数は揃って急落
- 皮肉なことに英FTSEより独DAX、仏CACの方が下落率が大きかった
(仏はデモの影響もあるかと思いますが、下落が大きくなったのはメイ首相発表後) - ニューヨークは発表直後に連安も終値は戻す
- 発表後の為替は激しくポンド安に動く
「合意なき離脱」の可能性が高くなったわけですが、この日のマーケットの動きを見ると、ポンド安になることで影響が出たのは英国自身よりもユーロ圏の方が大きいという結果になっています。
工業輸出国ドイツ、消費国イギリスという立場を考えれば当然の動きなのかもしれません。
参考までに同日の原油安はメイ首相の発表とは時間帯がずれているようです。
ブレグジットの結末がどうなるのかは予測がつきませんが、この日のマーケットの動きは覚えておき参考にしたいと思います。
ポンドは面白いかも
今後「合意なき離脱」に動き、ポンド安が強まればむしろポンド買いが面白いかなと思いました。
2016年10月~2017年1月の水準に近づいています。
ポンドが低迷したままなら、安く買えるポンドでスコットランドの湖畔地方でも旅してみるとか・・・
(投資は自己責任で)
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