2019-03-29

キヤノン(7751):株主総会レポート

Grüß Gott / Hello

3/28 キヤノン(7751)の株主総会に行ってきました。

桜がとても綺麗でした。

  目 次



  キヤノン(7751):第118回定時株主総会


Canon本社敷地内の桜

日時:2019年3月28日(木) 10:00
場所:キヤノン本社

3年前からお土産が無くなったからなのか、年々参加者が減少しているような気がします。その分、ゆったりとしていて過ごしやすかったです。

印象に残ったテーマとしては
  • グローバル優良企業グループ構想PhaseV
    - 新四事業によるポートフォリオ再編の進捗
    - M&Aの計画
  • 株主還元の継続に強い意志を示す


  新四事業とは


  • メディカル
    -営業利益率の強化を目指す
    -診断機器以外の領域も視野
    -東芝メディカル買収の借入金はあと2年で完済の予定

  • ネットワークカメラ
    -セキュリティ、マーケティング分野の需要増
    -車載カメラほか幅広い分野への展開

  • 商業印刷

  • 有機ELディスプレイ(産業機器)

📍 新四事業の売上比率推移

カメラ事業が2008年をピークにデジタルカメラは90%減、プロ仕様は50%減という苦境に対し、新四事業への進出で売上をしっかりカヴァーしています。

今後は事業ポートフォリオにおける新四事業の構成比率(枠)を30%に引き上げるとともにさらなる成長を目指すようです。

  業績推移と配当実績


《業績》

📍 売上と営業利益

-売上推移は右肩上がりではないが一定水準を維持

📍 地域別売上
-特定の地域に依存することのなく、Canonはこのバランスが良い

📍 部門別売上
-メディカル部門の成長に期待

《配当》

📍 配当実績

  • 配当利回り
    - 5年間平均:4.34%
    - 配当落日の最高利回り:5.33%
    - 配当落日の最低利回り:3.91%
  • 増配率
    - 2017-2018:0.00%
    - 5年間平均:4.41%
  • 連続増配
    - 32年間減配なし…増配回数は17回(53%)
  • 自社株買い
    - 2018:≒0.00%
    - 5年間平均:0.94%


※各種データはキヤノン(global.canon), IR BANK(irbank.net)より


  わたしの投資計画


これからもキヤノン(7751)をバイ&ホールドしたいと思える株主総会でした。

カメラ事業の衰退を早期に予測し、新四事業に進出し結果を出してきたことを素直に評価したいです。

カメラ事業が衰退してからでは手遅れだったと思うし、この優れた先見性こそがキヤノン(7751)の強みだと思います。

株主還元については株主からの質問も圧倒的に多く、その応答から株主還元への強い意志というか、使命感さえ感じることができました。

東芝メディカル買収の高額借入金もあと2年で完済予定だそうで、2020年以降の業績成長、株主還元の強化を期待しています。

今が仕込み時だと思います。

課題を挙げるとすれば、御手洗CEOの後継者の育成でしょうか。

(投資は自己責任で)



というわけで、キヤノンさんに感謝。

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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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