今年10月に消費税増税が予定されています。
過去の消費税増税と日経平均の動きを調べてみました。
目 次
過去の消費税増税と日経平均
今年は夏の参議院選挙後の10月に消費税が8%から10%へ増税される予定です。
当初は2015年10月に予定されていましたが、2度の見送りで現在にいたってます。
気になるのは消費税増税のマーケットへの影響ですが、過去の消費税増税と日経平均の関係は実際どうだったのでしょうか?
💰 過去の消費税増税アナリスト、ジャーナリストさんの見解をサイトで探すと、消費税増税後一年以内にはその悪影響が起きる、つまり「日経平均は下落」とする説が目立ちます。
- 1989年 4月 3% (自民党 竹下政権)
- 1997年 4月 5% (自民党 橋本政権)
- 2014年 4月 8% (自民党 安倍政権)
📈 日経平均株価(長期)
日経平均を漠然と追うとたしかに増税後に下落しているようにも見えますが、下落時期やその率、その後の株価の動きは一様ではないように感じます。
消費税増税にそもそも反対する立場の人たちがネガティブな情報を流している可能性もあるのではないかと思いました。
『隗より始めよ』さんのブログから
いろいろ調べていると、とても参考になるブログ記事に出会いました。
こちらの記事には消費税増税日を起点に前後300日の日経平均の変化率を比較グラフにして掲載されています。
とても客観的な分析でわかりやすいです。
わたしなりの結論
『隗より始めよ』さんのブログを参考に、わたしなりに消化した結論としては
- 過去三度の消費税増税と日経平均の関係は三者三様であり、一律の悪影響は確認できない
- 増税前後の下落トレンドの要因を「消費税増税=悪影響説」とするには、時期、率、転換点に共通する傾向がなく無理がある
- 増税前後の上昇トレンドは「消費税増税=悪影響説」では説明できない現象となる
- 増税前後の日経平均の動きは消費税増税よりもその他の要因の方が大きいと見るのが妥当
🚩 消費税増税を理由に下落するなら買い場
消費税増税が予定どおり実施されて日経平均が下落する局面が来た場合、多くのアナリストが消費税増税を下落理由に挙げた時は買い場が近いと思います。
消費税増税も投資的にはネガティブに考えず、ひとつのチャンスとみても良いのではないでしょうか。
(投資は自己責任で)
というわけで、5月の10連休を前に手仕舞い心理を増幅させるようなマーケットの様子ですが、これも小さな買い場なのかもしれないですね。
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