5/14に決算発表した日産(7201)は来期(2020.3)も大幅な減益を予測し、30%減配を発表しました。
ルノー(RNO.PA)との確執が浮き彫りとなる内容とも思いました。
目 次
日産(7201)が見ている先はルノー(RNO.PA)
高配当銘柄のひとつとして注目される日産(7201)は来期(2020.3期)も大幅な減益を予測し、30%減配(54→40円)を発表しました。
4/24に発表された2019.3期の大幅下方修正に続く悪決算の予測となりました。
業績悪化の原因はゴーン元CEOの拡大安売路線による利益率低下にあるとし、今後は路線変更を目指し、配当も適正範囲への是正と解されます。
これまでの高配当は大株主ルノー(RNO.PA<フランス政府)への上納金であり、ブランド力を損なってまで絞り取られたくない日産(7201)の事情が浮き彫りとなりました。
ルノー(RNO.PA)、三菱自動車(7211)との連携は維持していくとのことですが統合提案は拒否し、独立性を守ることに必死なようです。
厳しい言い方になりますが、ルノー(RNO.PA)ばかりを見て意識した今後の方針と予測と思われ、ルノーとの確執が深まっている印象を持ちました。
株主還元の維持を期待していた個人株主は"蚊帳の外"、という決算発表となりました。
日産(7201):2019.3期決算発表
- 為替,コスト上昇による利益率の低下
- ゴーン元CEOによる拡大安売路線の弊害との説明
- 減益理由は2019.3期と同じ
- 拡大安売路線からの脱却を目指す
📌 情報元:➤日産自動車 - 決算発表
- 発表後の株価は最大-8.02%(終値-6.47%)と大きく下落しました。
業績と配当
🔎 グラフはクリックするとおおきくなります
- 営業利益率,ROAは急激に低下
📍 売上と営業利益
📍 地域別売上比率
📍 キャッシュフロー
📍 ROAと配当性向
- 配当性向は昨年度から急上昇>
📍 配当実績
- 配当利回り
- 5年間平均:4.44%
- 配当落日の最高:6.28%
- 配当落日の最低:2.69%- 増配率
- 2019-2020:-29.81%
- 5年間平均:5.94%- 連続増配
- 9年連続で来期ストップの見込み
わたしの投資計画(かなり相性悪い)
わたしはかなり日産(7201)さんとは相性が悪いようです。
実は昨秋に高配当についつい釣られてしまい初めてホルダーになってみたのですが、いきなりゴーン元CEOの逮捕事件が起きました。
とりあえず、持ち続けてはみましたが結局・・・次期大幅減配です。
保有して半年でこの惨状とは相当な相性の悪さ・・・もう無かったものとして諦めた方が良さそうですね。
慌てて損切りしても裏目に出そうなのでしばらく放置します。使いもしない健康器具でも買ったと思うことにします。
冷静に見れば典型的な減配サインは出ていました。
- 配当継続性の実績に乏しい
- ROAが低位に急落
- 経営陣交代
気がついたとしても、目の前のアメ玉になかなか思ったとおりの行動が取れないわたしです。
というわけで、ここのところちょっと流れが悪い。。。
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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