恒例のトランプ大統領のTwitterで世界的株安となりましたが、それを望んでいたかのような、いかにもな株価の動きだったように思います。
目 次
トランプ大統領発言:中国への追加関税
5/5 トランプ大統領が恒例(?)のTwitterで、対中追加関税を5/10に10%から25%に引き上げると発信しました。
貿易協議の進展が遅すぎることについて、中国側対応に対する不満が理由のようです。
💬 情報元:Donald J. Trump - @realDonaldTrump (twitter.com)
For 10 months, China has been paying Tariffs to the USA of 25% on 50 Billion Dollars of High Tech, and 10% on 200 Billion Dollars of other goods. These payments are partially responsible for our great economic results. The 10% will go up to 25% on Friday. 325 Billions Dollars....
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2019年5月5日
中国側は直後に「(5/8の)協議打ち切り」を示唆して応戦、これを受けて翌5/6は世界的株安を招き、上海は-171.87(-5.58%)という大幅な下落を記録しました。(日本と英国は休場)
しかし、中国側が5/9~5/10に中国副首相が訪米し協議するという情報が流れ、先物で$500近く下落していたNYダウは寄り付きから引けまでにじわじわと戻し結局-$66.47(-0.25%)、S&P500は-40.70(-0.50%)といたって普通レベルの下落で終えました。
今日5/7は米中決裂の情報が再び錯綜し、大型連休明けの日本は日経-300超の下落、¥22,000割れとなりました。
トランプ発言を待っていた人もいたはず
「トランプ発言」だけを指すものではありませんが、年初から息抜きもせず高値を更新したS&P500に対し、調整のきっかけを待っている人たちがいたと思います。
そういう人たちにとっては、今回のトランプ発言は「待ってました」というところではないでしょうか。
トランプ大統領のこれまでの発言から察すると、やはり彼はビジネスマンであり、モタモタしているのが大嫌い、問題のある渉外事は自ら仕掛け、その後の相手の反応からどこまで譲歩するか、というタイプです。
追加関税の可能性は残りますが、まずはアメリカ側からの仕掛けが入った段階であり、株価をもて遊びたい人たちには都合の良い材料だったと思います。
5/6のアメリカの先物と寄りの下落幅(-$500近辺)は追加関税25%を想定したものとは考えにくく、引けに掛けての戻り推移は謀(はかりごと)のようにも見えました。
ただし、調整を求める人は25日単位くらいのレベルを求めている人が多いでしょうから、米中貿易協議の進展に合わせてしばらくはこんなかんじで株価がもて遊ばれる時が続くと想像します。
結果的に "Sell in May" になるということ?
わたしの投資計画
正直言ってしまうと、わたしも密かに「調整」を待っているというか、実はもう一度高値から20%くらい落ちてくれないかな・・・などと自分勝手なことを思っています。
なぜって、クリスマスクラッシュで買い損ねた資本財、景気敏感系を買いたいからです。
あれを見てしまうと、なかなか追いかけることが出来ないです。(勝手なものですね。。。)
それでも、昨夜のアメリカ、今日の日本と割と積極的に仕掛けています。
先週末のバークシャー(BRK)の株主総会でのバフェットさんの相場観を自分なりに解釈しながら、土日にウォッチリストを見直してターゲットを絞りました。
4か月ぶりにアメリカ株の楔(くさび)打ち[買い]を実行しています。
というわけで、日本は令和初日のご祝儀相場とはなりませんでしたが、発射台は低い方が良いという考え方もあります。
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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