5/2(BMO) ケロッグ(K)がQ1.2019の決算を発表しました。
決算好感が続く食料品セクターの波に乗れず、通期ガイダンスの下方修正から株価は下落しました。
目 次
ケロッグ(K):Q1.2019決算発表
- コスト増による収益悪化を強調
- Asia, Middle East and Africaは堅調
- 事業売却によるEPS縮小(既存事業の変更はなし)
📌 情報元:KELLOGG CO. - INVESTOR RELATIONS
- ➤QUARTERLY EARNINGS
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- 発表後の株価は最大-5.00%(終値-3.38%)と下落
好調な食料品セクターの波に乗れず
今決算期はここまで食料品セクターが軒並み好感され株価が上昇していました。
📌 主な食料品セクターの決算内容と株価反応
この流れに乗れるか注目したケロッグ(K)でしたが、Q1.2019決算は前年同期比、マーケット予測に対してまちまちで株価は下落しました。
嫌気された原因はQ1よりも通年ガイダンスの弱気の方で、売上1%、EPS5%切り下げの下方修正となりました。
会社側の説明は為替、事業売却、コスト増によるものとのことで実売上の減少ではないことを強調していますが、コスト増に関しては早々に対応してきた他社に比べて出遅れ感は否めません。
業績、配当において今後もケロッグ(K)らしい堅実な平均点のちょっと上を維持できるかに注目です。
業績と配当
🔎 グラフはクリックすると大きくまります
- 売上減少が止まったのはM&Aによるところ
📍 売上と営業利益
📍 地域別売上
📍 キャッシュフロー
📍 ROAと配当性向
- 売上比は北米偏重からグローバルへの拡張を目指す
📍 配当実績
- 配当利回り
- 5年間平均:3.08%
- 配当落日の最高:4.04%
- 配当落日の最低:2.45%- 増配率
- 2017-2018:3.77%
- 5年間平均:4.10%- 連続増配
- 14年連続増配中
- 44年間減配なし- 自社株買い
- 2018:0.00%
- 5年間平均:1.17%
わたしの投資計画
ケロッグ(K)についてはアメリカ食料品セクターのリスク分散候補として常にウォッチしています。
シリアルに代表されるブランド力は魅力ですし、配当実績も信頼できるレベルにあると思います。
今現在の配当利回り、株価は十分購入しても良い範囲だと思うのですが、わたしの場合はポートフォリオのコアであるゼネラル・ミルズ(GIS)の方をどうしても優先してしまいます。
ゼネラル・ミルズ(GIS)の次回購入目安との比較で明らかにケロッグ(K)の方が割安と思える域に来たら購入を考えます。
今回の決算嫌気の下落で、購入チャンスが来るかなと期待したのですが、(待っている下落幅には)まだまだというところです。
アメリカ株に関してはしばらくこのパターンが続いています。つまり全体的に割高と判断しています。
というわけで、食料品セクターの好リレーのバトンをケロッグ(K)が落としちゃったのはちょっと残念です。
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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