2019-06-24

東京海上(8766):株主総会レポート

Grüß Gott / Hello

6/24 東京海上(8766)の株主総会に行ってきました。

🍬 お土産は一口サイズのバウムクーヘン

  目 次



  東京海上(8766):第17回定時株主総会


  • 日時:2019年6月24日(月) 10:00
  • 場所:パレスホテル東京


  • お土産
     - お菓子:三星 "ななかまど" (6個詰-つぶあん3,ハスカップ3)
     - 生茶1本
     - 東京海上日動のオリンピックの3色ボールペン

    ※三星(みつぼし)さんは昨年北海道胆振東部地震で被害のあった北海道苫小牧市にあるお菓子屋さんです。東京海上のお土産は被災地支援を兼ねているように思います。

《株主総会の様子》
  • 司会は永野CEO
  • 議長プレゼンテーション
     - "To Be a Good Company" 東京海上グループの経営戦略
  • 株主からの質疑応答

《興味をもったお話》
  • 配当のこと
     - 継続的な配当、より高水準の株主還元を目指すとの表明あり
  • M&Aのポリシー
     - グループとして価値観を共有できる企業文化がある相手先かを見極めている
     - 闇雲に拡大を計るのではなくリスク分散,補完型買収を目指している
  • 修正ROEの目標
     - 2020は10%以上、将来目標12%以上を掲げている

《わたしの雑感》
株主総会を最後まで見届けてはいないのですが、とりあえず荒れる場面はなく、どちらかというと穏やかな雰囲気でした。

先週の三井物産(8031)が「武骨な真面目」なら、東京海上(8766)は「柔和な真面目」という感じです。

永野CEOは株主ひとりひとりの質問に真摯に耳を傾け、時には株主目線で壇上の役員からさらに深い話を掘り出そうとしながら会を進めておられました。

壇上にいる次期を担う役員一人一人を前面に出そうと努力されているようにも思われ、難しい質問には微妙に間を取り、回答する役員に考える時間を与えているところなどは素晴らしい配慮と思いました。

海外事業を統括されている小宮取締役の回答は的確で感じもよく、なんとなくですが将来を感じました。

💬 永野CEOの神経の行き届いたお仕事ぶりを見て、わたしだったら一時間で頭痛が出て一週間で胃潰瘍になると思いました。。。

  業績推移と配当実績


    (🔎 グラフはクリックすると大きくなります)

    📍 売上と最終利益

    📍 キャッシュフロー

    📍 配当実績

    📍 ROEと配当性向

    • 配当利回り
      - 5年間平均:2.92%
      - 配当落日の最高:3.38%
      - 配当落日の最低:2.07%
    • 増配率
      - 2018-2019:5.56%
      - 5年間平均:15.08%
    • 連続増配
      - 7年連続増配中
      - 17年間減配なし
      …増配回数は13回(76%)
    • 自社株買い
      - 2018:1023億
      - 5年間平均:605億

    - 2019.3は普通配当180円のほかに70円の特別配当あり
    - 近年の確実な増配も増配率は低下気味
    - リーマンショックを乗り越えて減配なし

  わたしの投資計画


改めて、東京海上(8766)の健全な財務、経営リスク管理への意識が高いことを実感しました。

東京海上(8766)のM&Aは非常に評価されているようで、そのポリシーは他社の参考にもなっていることでしょう。

保険セクターの中でも頭ひとつ抜けたP/Eなどの指標にもその評価が表れているように思います。

現在のホールディングになってからは一度も減配したことがなく、リーマンショックを乗り越えている点からも、日本株でのインカム投資では主力におくべき投資先だと考えています。

マーケット全体の流れの中で中長期的には必ず買い場が来ると思うので、チャンスを逃さず買い増していきたいです。

(投資は自己責任で)



この日はMS&AD(8725)の株主総会もあり、家族で分かれて参加しました。

MS&AD(8725)の株主総会(お土産)レポートは参加した家族から聴取して明日にでもアップしたいと思います。


というわけで、お土産の"ななかまど"はとても美味しかったです。

LINK

Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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