9/12、欧州中銀(ECB)が-0.1%の利下げを敢行、中銀預金金利は過去最低の-0.5%となりました。
欧州主要国のGDP後退も顕著となり、欧州圏の景気後退リスクが気になります。
目 次
欧州中銀(ECB)の利下げは景気後退への対応
9/12、欧州中銀(ECB)が-0.1%の利下げを敢行、中銀預金金利は過去最低の-0.5%となりました。
📰 ニュース元:Bloomberg - ニュース
➤ECB:マイナス金利深掘り、QEも再開-ドラギ総裁が押し切る
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「予防的利下げ」の色濃いアメリカの事情とは異なり、欧州の利下げは明らかな景気後退への対応を意味していると思います。
景気後退で利下げとなればこれはリセッションの可能性が高いです。
深刻度を増すドイツ
📍 欧州主要国の4-6月期GDP(前期比)
- ドイツ:-0.1%
- フランス:+0.2%
- イギリス:-0.2%
📰 ニュース元:Bloomberg - ニュース (8/14)
➤ドイツ4-6月、0.1%マイナス成長-米中摩擦に伴う輸出減響
➤ドイツ4-6月、0.1%マイナス成長-米中摩擦に伴う輸出減響
問題はEUを牽引するドイツで、四半期GDPはこの1年で二回のマイナス成長(前期比)を記録しています。
ついこの間まで他国に緊縮を強く求めていたとは思えない衰えぶりです。
各経済指標も市場予測を大きく下回るものが目立ちます。
米中問題、ブレグジットによる影響はドイツに深刻に影響しているのかもしれません。
📌 情報元:楽天証券
➤経済カレンダー
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折り込まれていない欧州圏の景気後退リスク
米中貿易協議の事態改善期待が広がり再び高値を取りに行きそうなアメリカですが、物事の行方が決まっていない米中要因よりも、明らかな景気後退が数字に現れ始め、ECBが利下げサイクルに入った欧州の方が目の前に迫ったリスクに感じます。
企業の決算発表でも欧州圏セグメントの鈍化が気になります。
そして、この欧州圏の景気後退リスクはまだ株価に折り込まれていないように思うのです。
📈 DAX:1年チャート
📈 EURUSD:1年チャート
ブレグジットの行方とともに、ドイツの経済指標には目を向けておいた方が良いと思います。
可能性は薄いと思いますが、リーマンショック級におよぶ火薬庫はドイツ銀行(DB)でしょうか。
というわけで、NY高値トライ、日経9連騰中なのにネガティブな話題ですみません。
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