2019-12-18

ユニリーバ(UL):売上下方修正で株価急落

Grüß Gott / Hello

12/17 ユニリーバ(UL)が売上見通しの下方修正を発表しました。

この発表を受けて株価は-9%超の近年にない急落に見舞われました。

  目 次



  ユニリーバ(UL):売上下方修正


📌 Full.2019 : Dec.17
Full.2019会社予測修正前回予測対市場予測
売上slightly below:3–5%down3–5%€52.0B
EPS-€2.54

  📚 情報元:Unilever - Investor Relations
      ➤Unilever sales update - 17/12/2019


12/17 ユニリーバ(UL)売上見通しを下方修正しました。

Q3.2019決算時の通期見通し+3~5%をわずかに下回る(slightly below its guidance)とのこと。

主因は南アジアと西アフリカでの低迷、重要市場のインドでは天候不良も影響したようです。

また、先進国市場の取引環境も苦戦が続いています。

この発表を受けて、ユニリーバ(UL)の株価は最大-9.19%,終値-9.09%と急落しました。

Full.2019の下方修正幅はわずかなのですが、2020以降の売上回復にも時間が掛かる、という弱気発表がここまでの株価急落に繋がったものと思われます。

なお、EPS,キャッシュフローの下方修正には及ばないとのことです。


  チキンハートの動き:ここで買い増し


結論から申しますと、思い切って買い増しします。

今回どこまで調整するのかはわかりませんが、段階的に入れるよう資金を細かく配分して参戦したいと思います。

思えばポートフォリオのコアにしようとコツコツ買い増ししてきた銘柄でしたが、道半ばで例のクラフト・ハインツ(KHC)の買収提案(2017.2)を受けテクニカルが乱れてからは買い増しを中断していました。

今回の下方修正の内容と株価の反応には乖離があると感じて、あの買収騒ぎから始まった必要以上の期待買いポジションがこれでリセットされる・・・と判断しました。

配当利回りも5年平均を上回ってきたので勇気をもって入ります。

わたしの決断はいつも1~2週間勇み足なことが多いですが、今回はどうでしょう?

(投資は自己責任で)

📈 UL:株価5年チャート

💬 株主還元が一段強化されたのは、結果的にはクラフト・ハインツ(KHC)のおかげと前向きに受け止めています。

  配当実績:ULとUNA.ASを比較


📍 ULの配当推移($)

米国ADR上場の英国籍UL(上)で見るとたびたび減配しているように見えますが、オランダ籍アムステルダム上場UNA.AS(下)の基本通貨€ベースでは12年連続増配を継続中です。


📍 UNA.ASの配当推移(€)

  • 配当利回り
    - 5年間平均:2.90%
    - 配当落日の最高:3.46% (2014)
    - 配当落日の最低:2.20%
  • 増配率
    - 2018-2019:6.36% (5.99%/Q)
    - 5年間平均:7.58%
  • 連続増配
    - 12年連続増配中
  • 自社株買い
    - 2018:5.21%
    - 5年間平均:1.48%


というわけで、クリスマス前、思いがけないところで動きどころが来ました。

LINK

Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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