Jun.10のFOMC声明をトリガーにNYは落下、Jun.11には3月以来となる史上四番目の大幅下落を記録しました。
「FOMCの金利据え置き見通しを悲観」とのことですが、今回のはFOMCが何を言っても下落のシナリオだったと思う。
目 次
FOMCが何を言っても結果は同じ
Jun.10 FOMCは2022年までのゼロ金利継続の見通しを表明しました。
この声明を受けてNYダウは待ってましたとばかりに下落を開始
- 6/10 -282.31(-1.04%)
- 6/11 -1861.82(-6.90%) …史上四番目の下落幅
📈 NYダウ:1年チャート
ナスダックが史上最高値に接近し突破するまでのこの1~2週間、「底は抜けた、持たざるリスク」とやけに楽観を煽っていたストラテジストたち。
FOMC声明後に株価が急落を開始すると、「"そんなに経済は悪いのか"という悲観による下落」と手の平返しの説明。
ちょっと待って・・・
COVID-19のワクチンや治療薬の開発までは経済が完全に戻らないことはみんながわかっていること。
そしてFOMCがその時期を予測するわけではないし、FOMCは最悪を想定して備えていることを示すことしかできない。
一方でワクチンや治療薬の開発に悪材料が出たわけでもない。
だから、今回の下落開始の理由について「そんなに経済は悪いのか」という今さらの説明は場当たり的な後付けでしかない。
一番しっくりする理由は、吊り上げすぎた株価を叩き落すトリガーが欲しかったから。
FOMCの内容なんてどうでもよくて、何を言っても結果は同じだったでしょう。
もし、「利上げ再開」に触れるような反対の内容が出ていたとしても、それはそれで悲観されて叩き落とされていたと思う。
「この状況で利上げに言及するのか!」とね。
大きなお金を動かす人たちの気まぐれ相場がしばらく続くと思う。
今のマーケットはそんなもんだと構えていた方がいい。
弓をぎゅ~っと引いて待つ
二番底を待つ身としては、ふたたび弓をぎゅ~っと引いて待っています。
COVID-19の感染について「第二波はいつか」と話題になるけど、スペイン風邪に習えば時間的にはもう第二波は終わっていて今は第三波目ではないかと疑います。
スペイン風邪当時はアジア,南米,アフリカの数字は現在のように得られなかっただろうから、第三波の高さはわからなかったのでは?
スペイン風邪では第二波の感染ピークで株価は折り返して一旦高値を試し、収束とともに二番底に落ちて行った。
そして本当の巻き戻し相場は二番底の後に来たということ。
とにかく、このリセッションは10年20年に一度のレベルであることは間違いない。
引いた弓は射るためにある。
ウォーレン・バフェットさえ狼狽売りしたかと思わせるような100年に一度の二番底割れの本当の恐怖もちらつく。。。
その分の矢(キャッシュ)だけは残しておきたい。
(投資は自己責任で)
というわけで、弓をぎゅ~っと引いて待つ
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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