バークシャー・ハサウェイ(BRK)のQ2.2020最新ポートフォリオが発表されました。
永久保有とも思われたあのウェルズ・ファーゴ(WFC)が本格的に売られました。
目 次
バークシャー・ハサウェイ(BRK):Q2.2020最新ポートフォリオ
📌 Berkshire Hathaway' Portfolio Q2.2020 の主な変動
📚 情報元:DATAROMA - Superinvestors
➤Warren Buffett - Berkshire Hathaway
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- 銀行株の放出続く
昨年Q4.2019からの金融株放出が止まらないようです。
今回、ゴールドマン・サックス(GS)を完全売却、JPモルガン(JPM)は持ち分の60%を売却しています。
そして、バフェットさんの永久保有銘柄とも思われたウェルズ・ファーゴ(WFC)も25%超放出されています。
🔔 Q3に入った7月にバンカメ(BAC)を購入したとの報道も出ています。
- 航空会社株は完全売却
報道どおり航空会社株を完全売却しています。
- バリック・ゴールド(GOLD)
カナダの金採掘会社であるバリック・ゴールド(GOLD)を新たに購入して話題になっていますが、ポートフォリオの0.28%で一人のファンドマネージャーの売買範囲に過ぎず、騒ぎ立てるほどのものではないと思います。
- その他
Q1で一部売却されたアマゾン(AMZN)には変動なし
アップル(AAPL),コカコーラ(KO),アメックス(AXP)のコア銘柄に変動なし
ウェルズ・ファーゴ(WFC)にさよなら?
バークシャーのウェルズ・ファーゴ(WFC)株の売却はQ2.2017から始まるのですが、当初は同社の保有比率を10%以内に抑えるため、ウェルズ・ファーゴ(WFC)の自社株償却分に連動した機械的な売りでした。
ところが、Q4.2019時点の売却から機械的な売りとは少々様相が変わりました。
ウェルズ・ファーゴ(WFC)の自社株買い比率を明らかに上回る売却が報告されたのです。
コカコーラ(KO)、アメックス(AXP)と並ぶバフェットさんの永久保有銘柄と思われたウェルズ・ファーゴ(WFC)でしたから、Q4.2019時点ではまだ本格的な売却行動なのか微妙な判断でしたが、今回の26.49%売却で完全な売却行動と判断していいと思います。
📌 BRK' Portfolio のコア銘柄の推移
(🔎グラフはクリックすると大きくなります)
4年前は同じバフェット銘柄の代名詞であるコカコーラ(KO)やアメックス(AXP)を大きく引き離し、保有比率では1位のウェルズ・ファーゴ(WFC)でしたが、そこから目に見えての縮小ぶりです。
対照的にアップル(AAPL)の保有比率の急上昇ぶりが目立ちます。
バークシャー・ハサウェイ(BRK)でさえ、わずかの年月でこのような傾向が見えてしまうのですから・・・ちょっとショックですね。
ちょっと方向感が見えない。。。
最近のバークシャー・ハサウェイ(BRK)のポートフォリオは方向感なく出入りが激しい、という印象です。
金融株をショートしたかと思えば、一方でQ4.2019に一部売却したバンカメ(BAC)を買い戻しているらしい。
エネルギー株も小規模に売ったり買い戻したりを繰り返したり、アップル(AAPL)にも調整的な売却が出るのも気になりますね。
その辺のファンドと運用が変わらないような。。。
まあ、現在はバフェットさんやマンガーさんが直接やってるわけではないでしょうから、そもそもポートフォリオ比率の低い動きは無視した方がいいのかもしれません。
大局では「キャッシュを溜め込んで何も買っていない」と判断するのが一番適切な評価でしょうか。
「来た!」というようなアクションはいつ見られるでしょうか。
というわけで、ウェルズ・ファーゴ(WFC)にとっては辛い状況が続きそう。。。
LINK
➤Berkshire Hathaway Inc.
➤DATAROMA
- Warren Buffett - Berkshire Hathaway' Portfolio
➤Wells Fargo & Co. - Investor Relations
➤Morningstar - Stocks - Wells Fargo & Co.
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➤Wells Fargo & Co. - Investor Relations
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