2022-10-19

ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)のQ3.2022決算発表:評価割れる決算に株価もぶれる

Grüß Gott / Hello

Oct.18(BMO) ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)がQ3.2022の決算を発表しました。

GAAP増益に対しnon-GAAP減益と評価が割れる決算となりました。

  目 次



  ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ):Q3.2022決算発表


📌 Q3.2022
Q3.2022
実績
前年同期比対市場予測
単独増減前年Surprise市場
売上$23.79B1.97%$23.33BBeat1.93%$23.34B
EPS$2.55-1.92%$2.60Beat2.41%$2.49
Q3.2022
実績
前年比
累積(9M)増減前年
売上$71.23B3.28%$68.97B
EPS$7.811.83%$7.67
- Q3:増収,増益(GAAP),減益(Non-GAAP)
- ConsumerHealthをのぞき増収確保も海外減収
- 9M:増収増益(Non-GAAP)を確保

📌 Full.2022 Guidance
Full.2022
会社予測
対市場予測
Guidance前回予測
売上
-
(未提示)
$94.85B
Base*
$97.5B – $98.0B
><
$97.3B - $98.3B
6.7% - 7.2%6.5% - 7.5%
EPS
$10.02 - $10.07
><
$10.00 - $10.10
Met
$10.03
2.3% - 2.8%2.1% – 3.1%
- 通期ガイダンスは予測範囲狭まり下限は上方修正(増収増益)
- ConsumerHealth部門のスピンオフは来年終盤を予定
- Sep.14 $5Bの自社株買いを発表

  📚 情報元:Johnson & Johnson Investor Information
      ➤Quarterly Results


- 発表後の株価は最大-2.17%,終値-0.35%と逆行安

  過去1年の決算傾向と株価の動き


📈 JNJ:株価1年チャート

📍 JNJ:過去1年の決算傾向と株価の動き

(🔎 グラフはクリックすると大きくなります)
* Change(%)はS%P500比

💬 2四半期連続の逆行安



  業績と株主還元データ


📍 売上と営業利益

  📍 キャッシュフローと配当性向

📍 配当実績

 
  • 配当利回り
    - 5年間平均:2.53%
    - 配当落日の最高:2.74%
    - 配当落日の最低:2.38%
  • 増配率
    - 2021-2022:6.21% (6.60%/Q)
    - 5年間平均:6.04%
  • 連続増配
    - 60年連続増配中
  • 自社株買い
    - 2022:0.78% (Current)
    - 5年間平均:1.38%

  わたしの思うところ


珍しく2四半期連続の逆行安と嫌気されたようです。

決算は一応「増益」とGAAPを採用した業績で報道されていますが、non-GAAPで「減益」と素直に喜べない内容です。

都合によってGAAPだったりnon-GAAPだったりはあまりよろしくないとは思います。

non-GAAPで「減益」の理由もいまひとつわかりづらいです。

株価下落もその辺が影響したのではないでしょうか。


来年終盤にスピンオフが予定されている ConsumerHealth部門が苦戦しています。

プロクター&ギャンブル(PG)キンバリー・クラーク(KMB)など日用品セクターの決算も同様の傾向が出るのではないかと不安が増しています。


💸 投資計画

6月以降株価は下落傾向にあり配当利回りも3%近辺に接近したこともあり久々に買い増しを検討しましたが、全体の流れの中で一旦購入目安を引き下げました。

わたしのポートフォリオでは同社の保有比率が高いのでポートフォリオのバランスを優先した形です。

配当利回りが完全に3%を超えるまで待つと思います。

(投資は自己責任で)



というわけで、ちょっとジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)さんらしくない決算発表でした。


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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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