2019-11-20

東京海上(8766)とMS&AD(8725)のQ2.2020-3決算発表:通期利益予測を維持

Grüß Gott / Hello

11/19 東京海上(8766)MS&AD(8725)がQ2.2020-3の決算を発表しました。

自然災害の影響を指摘される中、両社とも通期の最終益予測を維持しました。


  目 次



  保険セクターの決算


大手損保三社の決算発表が11/19いずれもザラ場に発表されました。

自然災害による災害準備金の取り崩しが指摘される中、東京海上(8766)MS&AD(8725)は通期最終益予測を維持、SOMPO(8630)は30%減の下方修正でした。

また、東京海上(8766)とMS&AD(8725)が下期の自社株買いを発表したのに対し、SOMPO(8630)は発表しませんでした。

配当については三社とも当初の増配予定を維持しています。


💬 わたしの思うところ

日経報道によると昨年、今年と自然災害による災害準備金の取り崩しが二年連続で過去最大規模に達し積立金が半減しているとのことです。

安定した業績を支える災害準備金の取り崩しは気になるところですが、一方で新規需要が契約金の引き上げとともに見込める時期とも言えます。

保険セクターのポートフォリオ比率を高めたいわたしとしては大きな買い場に備え待機しています。

一応、三菱系の東京海上(8766)と三井住友系のMS&AD(8725)に狙いを定めています。


あと、巨額の資金力で保険セクターのM&Aを進める日本郵政(6178)の動向にも注目しています。

かんぽ(7181)を手放さなければいけない日本郵政(6178)がアフラック(AFL)に続く投資先を探しているはずです。

日本でもお馴染みのアメリカのメットライフ(MET)AIG、フランスのアクサ(CS.PA)あたりは面白いかも、なんて思っています・・・


  📰 ニュース元:日本経済新聞 - ニュース
      ➤損保の災害準備金、2年で半減 安定経営にきしみ
      ※全文表示には日経ログインが必要です。


  東京海上(8766):Q2.2020-3決算発表


《決算》

📆 発表日:Nov.19 TYO

📌 Q2.2020-3
H1.2020-03実績前年
累計億/円増減億/円
売上27,430-0.89%27,675
経常利益1,47496.27%751
最終利益1,166116.73%538
EPS165.47121.60%74.67
- 中間配当130円(普通95円,一時35円)…昨年に続き一時金支払

📌 Ful.2020-3 Guidance
Full.2020-03会社予測前回予測対市場予測
Guidance億/円前年比億/円Surprise
市場
売上
55,762
経常利益
4,450
6.89%
down
4,550
最終利益3,250
18.40%
-
3,250Miss-1.31%3,293
EPS461.99
20.72%
up
460.46Miss-0.98%466.56
- 通期最終益予測は維持
- 下期255億円規模の自社株買い予定を発表,年間1000億規模
- 自然災害の影響でROE予測を10.4%→8.0%に下方修正(…前年7.2%)
- 期末配当は修正なしの95円

  📚 情報元:東京海上HD - 株主・投資家情報
      ➤2019年度第2四半期決算IR

📈 ザラ場発表後の株価は一時0.65%上昇も引けは値を消して-0.15%の下落

《業績と配当》

📍 売上と最終益


📍 配当推移

  • 配当利回り
    - 5年間平均:2.92%
    - 配当落日の最高:3.38%
    - 配当落日の最低:2.07%
  • 増配率
    - 2019-2020:5.56% (予定)
    - 5年間平均:15.08%
  • 連続増配
    - 8年連続増配中
    - 18年間減配なし…増配回数は14回(78%)
  • 自社株買い
    - FY20-03:1005億(予定)
    - 5年間平均:≒600億
【注意】
上のデータには一時配当金を含めていません。
一時配当金:2019.3期=70円,2020.3期=35円

💬 2年連続で一時配当金が出たわけですが今後恒常的に期待していいものなのかはわかりません。

  MS&AD(8725):Q2.2020-3決算発表


《決算》

📆 発表日:Nov.19 TYO

📌 Q2.2020-3
H1.2020-03実績前年
累計億/円増減億/円
売上28,564-3.59%29,628
経常利益1,08243.69%753
最終利益1,635253.13%463
EPS282.03258.63%78.64

📌 Ful.2020-3 Guidance
Full.2020-03会社予測前回予測対市場予測
Guidance億/円前年比億/円Surprise市場
売上54,588
経常利益2,100-27.79%down2,980
最終利益2,0003.79%-2,000Miss-0.89%2,018
EPS346.475.40%up345.13Met-0.02%346.54
- 通期海外減損1500億計上も最終益は維持の見込み
- 下期200億円規模の自社株買い予定を発表,年間500億規模

  📚 情報元:MS&AD - 投資家情報
      ➤2019年度第2四半期 決算発表(2019年11月19日)

📈 ザラ場発表後の株価は最大+2.18%,終値+1.43%の上昇

《業績と配当》

📍 売上と最終益


📍 配当推移

  • 配当利回り
    - 5年間平均:3.22%
    - 配当落日の最高:4.15%
    - 配当落日の最低:1.88%
  • 増配率
    - 2019-2020:7.14% (予定)
    - 5年間平均:18.99%
  • 連続増配
    - 7年連続増配中
    - 21年間減配なし…増配回数は15回(71%)
  • 自社株買い
    - FY20-03:520億(予定)
    - 5年間平均:≒300億


(投資は自己責任で)

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