バークシャー・ハサウェイ(BRK)のQ1.2020時点のポートフォリオが発表されました。
52銘柄中の19銘柄に売り・・・コロナショックにさすがのバフェットさんもショートのようです。
目 次
バフェットさんもショート
May.15 バークシャー・ハサウェイ(BRK)のQ1.2020時点のポートフォリオが発表されました。
📚 情報元:DATAROMA (dataroma.com)
➤Warren Buffett - Berkshire Hathaway
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保有する52銘柄中の19銘柄に売りを出した一方、新規購入は無し、追加買いはわずか3銘柄でした。
特にゴールドマン・サックス(GS),JPモルガン(JPM),トラベラーズ(TRV)など大型金融株が売られており、Q2に入った4月以降もUSバンコープ(USB)の売却が報道されています。
金融株以外では既知のとおり航空会社株を放出し、調整規模ながらアマゾン(AMZN)などにも売りを出しているようです。
バークシャー・ハサウェイ(BRK)がこれだけの銘柄に売りを出すのはちょっと記憶にないです。
長期的にはアメリカ経済を信じていると繰り返すバフェットさんですが、このコロナショックを前にしてさすがに短期的にはショートのようです。
3月の暴落で何か仕込んでいるのでは? と期待もしましたが、バークシャー・ハサウェイ(BRK)のこのポジションを見ると、二番底、あるいはそれを割り込む一段安を待っているかのように思います。
売りは多いけど実はいずれも小規模
パッと見は衝撃的に売りに動いたように見えるバークシャー・ハサウェイ(BRK)のポートフォリオでしたが、よくよく見ると実はいずれも小規模な売りなんですよね。
📍 BRK:Q4.2019-Q1.2020 主な変動銘柄
Q1.2020のポートフォリオ変動率で一番大きいのは、ゴールドマン・サックス(GS)で0.89%、その次のJPモルガン(JPM)は0.09%と比率が一気に落ちます。
前四半期(Q4.2019)に株主占有比率の調整のために売却したウェルズ・ファーゴ(WFC)の1.23%の方がはるかに大きく、アップル(AAPL)の調整売却でさえ0.45%ありました。
また、今回完全売却したトラベラーズ(TRV)についても大半(95%)の売却は前四半期(Q4.2019)に実施しており、ゴールドマン・サックス(GS)の売却も34%実施しています。
航空会社株はともかくとして、金融株についてはもともと少しずつショートポジションをとっていました。
そして、そのほとんどが変動率1.00%に満たない小規模なものであることがわかります。
とかくニュースでは「バフェットさんが・・・」と騒がれますが、複数のファンドマネージャーの運用結果と見るべきかもしれません。
本当に「バフェットさんが動いた」と言うにはポートフォリオ比率で5%近辺に及ぶ変化が必要ではないしょうか。
ウォーレン・バフェットに逆らうわたし
バークシャー・ハサウェイ(BRK)がトラベラーズ(TRV)を完全売却したのを横目にわたしは日米ともに保険株を購入中です。
まさに先週末もシンシナティ・ファイナンシャル(CINF)を購入してしまいました。
完全にバフェットさんに逆らっています。
バークシャー・ハサウェイ(BRK)自身も保険業が主力ですから、それに逆らうわたしって馬鹿?。。。びくびく。。。
(投資は自己責任で)
コカコーラ(KO)とアメックス(AXP)は不動
半永久的な長期投資のイメージが強かったバフェットさんですが、わたしにはもはやそのイメージはありません。
結構出入りが激しいと思う。。。
バフェットさんがこれまで主張してきた長期投資スタンスに合致しているのは、もはやコカコーラ(KO)とアメックス(AXP)しかないでしょう?
ウェルズ・ファーゴ(WFC)はもう必要以上に持ちたくない雰囲気が漂っています。
コカコーラ(KO)とアメックス(AXP)については今回も不動です。
というわけで、ここのところのバークシャーは腰をすえて入ってこないですね。これが世代交代なのかも。。
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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