2021-10-27

キヤノン(7751)のQ3.2021-12決算発表:営業利益の下方修正を嫌気

Grüß Gott / Hello

Oct.26(TYO-AMC) キヤノン(7751)がQ3.2021-12の決算を発表しました。

Q3増収増益も通期営業利益の下方修正で株価は大幅安です。

  目 次



  キヤノン(7751):Q3.2021-12決算発表


📌 Q3.2021-12
Q3.2021-12
実績前年比
億/円増減億/円
売上8,3339.8%7,588
営業利益587205.7%192
最終利益493195.2%167
EPS47.17197.0%15.88
※参考
前々年比
増減億/円
-4.2%8,695
52.9%384
86.0%265
89.0%24.96
Q1-Q3(9M)実績前年比
2021-12億/円増減億/円
売上25,57915.5%22,145
営業利益2,065502.0%343
最終利益1,549421.5%297
EPS148.16423.7%28.29
- 全事業増収:インダストリアルの売上が大幅増,メディカルも順調
- インダストリアル:Q3=+25.6%,Q1-Q3=+30.1%
- メディカル:Q3=+9.8%,Q1-Q3=+12.3%
- 海外増収,国内はQ3減速

📌 Full.2021-12 Guidance
Full.2021-12会社予測前回予測対市場予測
Guidance億/円前年比億/円Surprise市場
売上36,00013.9%-36,000Met0.04%35,985
営業利益2,720146.2%down2,830
最終利益2,010141.3%-2,010Miss-3.37%2,080
EPS192.23142.2%-192.23Miss-3.38%198.96
FCF2,30028.9%-2,300   
配当9012.5%-90
- 通期ガイダンス:営業利益を下方修正…半導体不足&コスト増
- 追加増配の発表はなし

  📚 情報元:Canon Inc. Investor Relations
      ➤Quarterly Earnings



- 発表後の株価は最大-6.64%,終値-5.89%と急落
- 発表前日の株価も終値-3.91%と安値引け、2日間で-9.87%の暴落



  業績と株主還元データ


📍 売上と営業利益

  📍 キャッシュフローと配当性向

📍 配当実績

 
  • 配当利回り
    - 5年間平均:4.62%
    - 配当落日の最高:5.36%
    - 配当落日の最低:3.81%
  • 増配率
    - 2020-2021:+12.5%
    - 2019-2020:-50% (減配)
    - 5年間平均:-6.17%
  • 連続増配
    - 2020:32年間減配なしがストップ
  • 自社株買い
    - 2020:500億
    - 5年間平均:300億

  わたしの思うところ


9月にカナダの半導体メーカー=レドレン・テクノロジーズの買収を発表してから持ち直していた株価でしたが、今回の営業利益の通期見通し下方修正で連日の大幅安となりました。

下方修正要因はコスト増と半導体不足に絡む背景のようですが、もともと強気の見通しを出しては下方修正が多い企業なのでその点はいつものことでしょう。

新しい事業ポートフォリオの売上は全事業順調に回復しているので、株価の下落ほど悲観することはないと思います。

密かに期待された増配発表は見送られましたが、通期のEPSは維持したので期末決算で引き続き期待したいです。


💸 投資計画
昨期の減配でポジションを軽くしましたが、今現在もポートフォリオの中堅どころとして保有、決算には注目しています。

買い増しについてはよほどの配当回復でも起きない限り動くことはないと思います。

(投資は自己責任で)



というわけで、久々に恒例?のキヤノン(7751)さんの下方修正決算でした。。。


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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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