投資先としても、カードとしても「アメックスで良かった」と思う時が確かにあります。
今日はアメリカン・エキスプレス(AXP)のお話です。
アメックス・カードが愛される理由
「ステータスカード」として評価されるアメックス・カード。
アメックスのカードは他のカードと一体何が違うのでしょうか?
わたしもアメックスのほか、VISAなど複数のカードを持っていますが、「アメックスで良かった」と思う時が確かにあります。
旅行中や空港でのサービス、ポイントの引き換えとか、そういった「お得なもの」的なサービスは他のカードでもほとんど差は無いと思います。
むしろ、ポイントの引き換えなどは他のカードの方が魅力的だったりします。
「アメックスで良かった」と心から思えるのは
① トラブルがあった時の対応力と信頼感
長くカードを使っていると色々なトラブルが起きます。
トラブルの細かい話は恥ずかしいのでやめておきますが、原因が何処にあったとしても、わたしは真っ先にアメックスを頼ってしまいます。
すると「かしこまりました。こちらで対応いたしますので、ご安心ください。」
これが『アメリカン・エキスプレス』です!
カード利用者の手を一切煩わせることなく、余計なことは言わずにトラブル処理を引き受けてくれる、その「対応力」と「信頼感」は本当に凄いと思います。
最近の保険会社CMで「そこまでやる?」というのありますが、アメックスでは昔からそれが当たり前なのです。
万一の安心サービスがとにかく充実していることが、何よりアメックスが好まれ愛されてきた理由ではないかと思います。
② アメックスを出すとお店の人の態度が違う
わたしの感覚の話になってしまいますが、アメックスのカードは下手な身分証よりよっぽど効果があると思います。
最近はどうなのかわかりませんが、特に90年代のアメリカではそうでした。
他の提携カードを出した時には怪訝な顔されて、「なんだこのカード・・・」みたいにそのカードをじろじろ見られたり、時には「パスポート見せろ」と言われたりしたことがあったのですが、アメックスを出した時にはそういうことは一度もありません。
なので、今でもアメックスが使えるところでは100%アメックスを使います。
「ステータスカード」という噂は本当なんだ、と実感します。
一言で表現すると、わたしにとってアメックスは「『ゴッドファーザー』みたいなカード」です。
高い年会費を払ってでも持つ価値があるカードです。
おそらく上位カードをお持ちの方であれば、「アメックスでなければダメ」という理由がもっとあるのではないでしょうか。
こぼれ話
📍 ポイント引換で『BMW』の車
アメックスのポイントの引き換えには、かつて『BMW』があったのですが、今でも上位カードの人には『BMW』あるのかなぁ?
アメックスのポイントの引き換えには、かつて『BMW』があったのですが、今でも上位カードの人には『BMW』あるのかなぁ?
創設者はウェルズファーゴ(WFC)と同じ人
アメリカン・エキスプレス(AXP)は米国銀行ビッグ4のひとつウェルズファーゴ(WFC)の創設者と同じです
両社ともゴールドラッシュの時代にヘンリー・ウェルズさんとウィリアム・ファーゴさんが起業した会社で、アメリカン・エキスプレス(AXP)の方が数年早いです。
1850 American Express
1852 Wells Fargo
"AXP"と"WFC"といえば、もう一人思い浮かぶのはウォーレン・バフェットさんですね。
バフェットさんは1990年にウェルズファーゴ(WFC)への投資を開始、アメリカン・エキスプレス(AXP)への投資は1994年から開始しています。
経営者の才覚を重要視するバフェットさんですから、両社には共通の遺伝子を感じたのかもしれません。
ちなみにコカコーラ(KO)はそれより前の1988年に投資を開始していますので、この頃の10年に満たない期間でバフェットさんのポートフォリオ基礎が出来上がっていたということになります。
投資対象としてのアメリカン・エキスプレス(AXP)
チキンハート(CH)もアメリカ株を始めた頃は一生懸命バフェット本を読み、影響されアメリカン・エキスプレス(AXP)を購入しました。
以来、比較的売買を繰り返している銘柄になりますけど、わたしの投資生活の中では数少ない痛い目にあったことがない、相性の良い好きな銘柄です。
でなければ、ここでアメックスを称えることも無かったと思います。
でも、投資対象として今冷静に考えると、2013年にVISA(V)がNYダウに採用されたことでもわかるようにライバル会社もステータスを評価されてきたこと、フィンテックの流れからアメックスのこの先を不安視する声が出てきていることは受け留めなければいけないと思っています。
一番気になるのはバークシャーハザウェイ(BRK)のバフェットさんの相棒、チャーリー・マンガーさんが「アメリカン・エキスプレス(AXP)の競争環境は厳しさを増すだろう」と数年前にコメントしたことです。
増配率は相変わらず素晴らしいのですけど、配当利回りは少々低いこともあり、保有はほどほどにと考えています。
というわけで、出かける時は忘れずに・・・(古っ!)
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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