7/25(BMO) ユニリーバ(UL),スリーエム(MMM)の決算発表がありました。
同日(AMC)のアマゾン(AMZN),アルファベット(GOOG)などの決算発表や欧州経済のこと。
目 次
- ユニリーバ(UL):Q2.201決算発表
- スリーエム(MMM):Q2.201決算発表
- 景気減速サインは米国より欧州に出ている
- その他の注目企業の決算発表
- BMY,HSY,AMP,RTN,INTC,SBUX,GOOG,AMZN
ユニリーバ(UL):Q2.201決算発表
《決算内容》
- 欧州,インドで食料品苦戦
- 東南アジアは引き続き成長
- 新興市場の売上が60%を占める
* USG=Underlying sales growth
* UVG=Underlying volume growth
* UPG=Underlying price growth
📚 情報元:Unilever - Investor Relations
➤Quarterly results archive
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《株価の動き》
📈 ULの株価チャート
- 発表後の株価は
・UL:最大-2.75%(終値-2.15%)と下落
・UN:最大-2.55%(終値-2.07%)と下落
・ULVR.L:最大-2.71%(終値-1.98%)と下落
・ULA.AS:最大-2.95%(終値-2.12%)と下落
💬 チキンハート(CH)の思うところ
ユニリーバ(UL)の過去1年の決算発表後の株価反応は2勝3敗と負け越しています。
クラフト・ハインツ(KHC)からの買収を拒否した背景もあり、強気な会社予測を提示することでマーケット予測をMissする傾向にあるのかもしれません。
ユニリーバ(UL)はわたしのポートフォリオで比率を引き上げていきたい銘柄のひとつですが、現時点では買い増すにはちょっと高いかな、という判断をしています。
配当利回りで3.5%くらいを目安にしています。
ユニリーバ(UL)の過去1年の決算発表後の株価反応は2勝3敗と負け越しています。
クラフト・ハインツ(KHC)からの買収を拒否した背景もあり、強気な会社予測を提示することでマーケット予測をMissする傾向にあるのかもしれません。
ユニリーバ(UL)はわたしのポートフォリオで比率を引き上げていきたい銘柄のひとつですが、現時点では買い増すにはちょっと高いかな、という判断をしています。
配当利回りで3.5%くらいを目安にしています。
スリーエム(MMM):Q2.201決算発表
《決算内容》
- 売上減の大きい事業はSafety & Industrial(-5.0%)
- 売上減の大きい地域はEurope/Middle East/Africa(-3.6%)
💬 中国の売上は-0.8%と良くはないけど報道されるほど売上減の主ではないみたい
📚 情報元:3M - Investor Relations
➤Quarterly Earnings
➤Quarterly Earnings
《株価の動き》
📈 MMMの株価チャート
- 発表後の株価は寄付こそ最大+4.63%と上昇したが、徐々に値を消し前日比マイナスに落ち込み、最大-1.54%(終値-0.72%)と下落
📍 MMM:過去1年の決算と株価の反応
💬 チキンハート(CH)の思うところ
今年に入ってアメリカは一息もいれず反発を続けたので、わたし的にはなかなかアメリカ株に買いを入れるチャンスがなかったです。
5月にトランプさんのTwitterから始まった米中貿易協議懸念の下落相場で唯一購入できたアメリカ株がこのスリーエム(MMM)でした。
P&G(PG)を凌ぐ配当王の過去最大の日中下落幅を見て動きました。
スリーエム(MMM)は初めての購入でポートフォリオの比率はまだまだ低いですが、チャンスがあれば買い増ししていきたいと思っています。
金利相場を見極めるまでは、次回の買い増し目安は配当利回り3.5%超に定めています。金利相場が落ち着いたら目安を下げると思います。
長い目で楽しみにしています。
今年に入ってアメリカは一息もいれず反発を続けたので、わたし的にはなかなかアメリカ株に買いを入れるチャンスがなかったです。
5月にトランプさんのTwitterから始まった米中貿易協議懸念の下落相場で唯一購入できたアメリカ株がこのスリーエム(MMM)でした。
P&G(PG)を凌ぐ配当王の過去最大の日中下落幅を見て動きました。
スリーエム(MMM)は初めての購入でポートフォリオの比率はまだまだ低いですが、チャンスがあれば買い増ししていきたいと思っています。
金利相場を見極めるまでは、次回の買い増し目安は配当利回り3.5%超に定めています。金利相場が落ち着いたら目安を下げると思います。
長い目で楽しみにしています。
景気減速サインは米国より欧州に出ている
ユニリーバ(UL)、スリーエム(MMM)の決算内容で気になったのは欧州の売上が目立って減少している点です。
そういえば日本のキヤノン(7751)も欧州事業の不振から大幅な下方修正を出しました。
どうやらアメリカよりも欧州の方が先に景気減速を示す数字が企業決算に出てきたように見えます。
キャタピラー(CAT)の悪決算こそありましたが、対中国による景気減速はあるにしても悲観されるほどまでには表れていないので、アメリカ企業の決算は総じて悪く見えないです。
この日、欧州中央銀行(ECB)は政策金利を据え置きました。
お役所や学者さんが出す経済指標ではなく、企業決算の数字に欧州経済の減速が表れているとなれば、きちんと利下げした方が良いようには思いますが、9月に見送られた格好です。
この結果を受けてユーロは上昇、アメリカFRBの判断への影響=利下げ見送りを懸念されたのかドルも上昇、当然円安が進み$1=108円半ばに動きました。
欧州はドイツDAXが-1.28%の大幅下落、フランスCACも-0.5%の下落、皮肉なことにEU離脱予測が高まった英国FTSEは-0.17%の小幅安でした。
アメリカはFRBの利下げ観測が後退したことでNYダウ(-0.47%), S&P500(-0.53%)揃って下落です。
でも、明けた日経は円安にも関わらず-98.40(-0.45%)と下落しています。
ここのところ、日経は為替を無視した動きをすることが多いですね。
その他の注目企業の決算
《7/25BMO発表》
- ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMY)
- 増収増益,マーケット予測をBeat All
- セルジーン(CELG)の買収は2019末~2020初頭に完了予定
- 通期ガイダンスはEPSを上方修正
💬 主力Opdivoはメルク(MRK)などの同種薬の競合におかれている
📍 BMY:過去1年の決算と株価の反応
- 過去1年では今回の決算は一番の好感
- ハーシーズ(HSY):Q2.2019
- 売上$1.76B, EPS$1.31:増収増益
- 対マーケット予測:売上 Met(±0%), EPS Beat(+11.02%)
- 通期ガイダンス:
売上 Met 2% (前回1-3%)
EPS Met 上方修正 +6-7% (前回+5%-7%)
- 発表後の株価は最大+2.09%(終値+2.02%)の上昇
- アメリプライズ(AMP):Q2.2019
- 売上$3.24B, EPS$4.06:増収増益
- 対マーケット予測:売上 Beat(+8.72%), EPS Beat(+0.50%)
- 発表後の株価は最大-4.43%(終値-2.97%)の下落
- 売上増率と比較してコスト増加によりEPS成長率が低かったことが嫌気
💬 売上成長率と配当実績を見ると低評価時に投資魅力を感じます。
- レイセオン(RTN):Q2.2019
- 売上$7.16B, EPS$2.92:増収増益
- 対マーケット予測:売上 Beat(+1.70%), EPS Beat(+10.60%)
- 通期ガイダンス:
売上 Met 上方修正 $28.8-29.3B (前回$28.6B-29.1B)
EPS Met 上方修正 $11.50-11.70 (前回$11.40-11.60)
- 新ガイダンスにはユナイテッド・テクノロジー(UTX)との合併影響を含む
- 発表後の株価は最大+4.98%(終値+4.58%)の上昇
《7/25AMC発表》
- インテル(INTC):Q2.2019
- 売上$16.5B, EPS$1.06:増収増益
- 対マーケット予測:売上 Beat(+5.16%), EPS Beat(+19.10%)
- 通期ガイダンス:
売上 Beat 上方修正 $69.5B (前回$69.0B)
EPS Beat 上方修正 $4.40 (前回$4.35)
- アップル(APPL)へのスマホ半導体事業売却について合意とのこと
- 発表後の時間外株価は+5%ほどの上昇
- スターバックス(SBUX):Q3.2019
- 売上$6.82B, EPS$0.78:
- 対マーケット予測:売上 Beat(+2.25%), EPS Beat(+8.30%)
- 通期ガイダンス:
売上 Miss 下限を上方修正 +4% (前回+3-4%)
EPS Beat 上方修正 $2.80-2.82 (前回$2.75-2.79)
※通期売上のマーケット予測は26.23Bと期待高
- 発表後の時間外株価は+6%超の上昇
- アルファベット(GOOG):Q2.2019
- 売上$38.94B, EPS$14.21:増収増益
- 対マーケット予測:売上 Beat(+2.02%), EPS Beat(+25.40%)
- 発表後の時間外株価は+9%弱の上昇
💬 驚異的なEPS成長率は利益率の高いクラウド事業が整った?
- アマゾン(AMZN):Q2.2019
- 売上$63.4B, EPS$5.22:増収増益
- 対マーケット予測:売上 Beat(+1.50%), EPS Miss(-6.30%)
- EPSの対マーケット予測のMissは本業コスト増
- Q3.2019ガイダンス:売上 Met $66-$70B
- 発表後の時間外株価は-2%ほどの下落
※正確な決算発表内容はご自身でもご確認くださいね。
というわけで、来週は日本企業の決算発表も佳境へ
LINK
➤Unilever PLC - Investor Relations
➤Morningstar - Stock - Unilever PLC ADR (UL)
➤Morningstar - Stock - Unilever NV (UNA.AS)
➤3M Company - Investor Relations
➤Morningstar - Stock - 3M Company
➤European Central Bank
➤Morningstar - Stock - Unilever PLC ADR (UL)
➤Morningstar - Stock - Unilever NV (UNA.AS)
➤3M Company - Investor Relations
➤Morningstar - Stock - 3M Company
➤European Central Bank
Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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