2019-04-19

ユニリーバ(UL)のQ1.2019決算発表:マーケット好感で株価上昇

Grüß Gott / Hello

4/18 ユニリーバ(UL)がQ1.2019の決算を発表しました。

為替変動を除く基礎売上は市場予測をBeat、2020年目標の営業利益率,FCF値を早々に達成しています。

  目 次



  ユニリーバ(UL):Q1.2019決算発表


Q1.2019
実績
前年同期比対市場予測
増減前年Surprise市場
売上€12.4B-1.60%€12.6B
USG*+3.1%Beat+10.71%+2.8%
UVG*+1.2%
- USG*は全部門+, 全地域+, 新興国は+5.0%
- UVG*全部門+, 地域別では北米のみ減少

* USG=Underlying sales growth (為替変動を除く基礎売上)
* UVG=Underlying volume growth (売上量)

Full.2019会社予測修正前回予測
売上+3–5%+3–4%
- 売上予測Highを前回から0.1point上方修正(Lowは変わらず)

- 2020年目標の営業利益率,フリーキャッシュフロー値を達成して推移

  📌 情報元:Unilever PLC - Investor Relations
      - ➤ Q1 2019 Trading Statement


📈 発表後の4/18株価(上場別)
Ticker通貨高値終値
ULA.AS4.20%2.95%
ULVR.L3.95%2.87%
UN$2.90%2.08%
UL$2.94%2.39%

- 決算内容を好感され株価は上昇
  2020年目標値のクリアが要因として大きいと思います。

  ユーロベースで5月増配を発表


5月配当のユーロベース増配(前年同期比+5.99%)を発表しました。

※為替変動分で残念ながらドルベースでは減配となります。

💰 5月1株あたりの配当額(上場別)
Ticker通貨1株配当増減
ULA.AS0.4104+5.99%
ULVR.L0.3546
UN$0.4641
UL$0.4641

  業績と配当


データはユーロベースのUNA.AS(アムステルダム)です。
(グラフはクリックすると大きくなります)

📍 売上と営業利益
- 2017 KHCからの買収提案から利益率, ROA(別図), 増配率(別図)が上昇


📍 事業別売上

- 事業バランスはカテゴリ, 地域別ともにバランスが良い


📍 キャッシュフロー


📍 ROAと配当性向


📍 配当実績

  • 配当利回り
    - 5年間平均:3.08%
    - 配当落日の最高利回り:3.59%
    - 配当落日の最低利回り:2.97%
  • 増配率
    - 2018-2019:6.47%(予定)
    - 5年間平均:7.66%
  • 連続増配
    - 20年連続増配中(ユーロベース)
  • 自社株買い
    - 2018:5.21%

  わたしの投資計画


ポートフォリオのコア銘柄のひとつとしてずっと育てていましたが、ブレグジット(2016.6)で一旦買い増しを中断していたところに、クラフト・ハインツ(KHC)からの買収騒ぎ(2017.2)があり、テクニカルが完全に乱れて購入目安がわからなくなってしまいました。

クラフト・ハインツ(KHC)の買収騒ぎのおかげでユニリーバ(UL)の業績(利益率)と株主還元が一段階向上したのは事実でありがたいのですが、もう少し保有を上げてから買収騒ぎがあれば良かったのに・・・なんてわがままなことを思ったりします。

でも、ユニリーバ(UL)は特定の事業や地域に依存することなく事業のバランスがとても良いと思うので、ブレグジットがどのような方向に進んでも耐えるポテンシャルがあると信じています。

そろそろちゃんと目標を定めて計画的な買い増しを再開しようかと思っています。

購入はアメリカADR上場の "UL" です。

もし、ブレグジットで世界中が暴落するようなことが起きたら、大勝負するかもしれません。

(投資は自己責任で)



というわけで、ユニリーバ(UL)の買い増しを狙うチキンハート(CH)です。

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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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