1/29(TYO-AMC) キヤノン(7751)がQ4.2019の決算を発表しました。
減収減益も強気な来期ガイダンスですが、EPS予測は2019配当額を下回っている。。。
目 次
キヤノン(7751):Q4.2019決算発表
📌 Full.2019
- 通期好調の事業別メディカル,地域別国内もQ4に限っては前年比売上減
- 新規事業の売上構成比25%は目標達成
📌 Full.2020 Guidance
- 新規事業の売上構成比目標は28%(最終目標30%)
- メディカル部門の北米開拓に着手
- EPS予測が2019年の1株配当=160円を割り込む
📚 情報元:Canon Inc. - Investor Relations
➤Quarterly Earnings
➤Quarterly Earnings
- 発表後の株価は安値引けの-5.30%と大幅安
💬 わたしの思うところ
通期減収幅は1桁(%)で収まりましたが、Q4単独決算で期待のメディカル部門が前年同期比減収となったのが残念です。
来期は底入れ見込みの強気ガイダンスですが、実は一昨年(2017)の過去最高の実績、昨年同時期のガイダンスの予測値を下回っているのと、EPS予測が昨年の1株配当額(160円)を割り込んでいます。
昨年の度重なる下方修正の経緯もあり、これらを材料に嫌気売りされたと思います。
明るい材料としては、新規事業の売上構成比は目標どおり25%を達成し来期は28%を目指すとのことで、いよいよメディカル部門が北米に本格進出します。シーメンス(SIE.DE)とGEの二強の牙城を崩せるかに注目です。
決算の補足資料や日経でも報じられていましたが、研究開発費の割合においてメディカル部門のそれがオフィス,イメージ部門に比べて半分くらいですね。
将来のコアとするならば、オフィス,イメージ部門を削ってでもメディカル部門への投資を強化してほしいところです。
そのメディカル部門の柱であるキヤノンメディカル(旧東芝)ですが、買収のために発生した巨額負債の返却が2020年度で完済の予定だったと思います。
これを凌げば財務的な重しは軽減されるはずなので、なんとか配当も維持してほしいところですね。
いろんな意味で今年は正念場、チャンスとみるかどうかは人それぞれですけど、わたしはもちろん"Buy&Hold"です。
通期減収幅は1桁(%)で収まりましたが、Q4単独決算で期待のメディカル部門が前年同期比減収となったのが残念です。
来期は底入れ見込みの強気ガイダンスですが、実は一昨年(2017)の過去最高の実績、昨年同時期のガイダンスの予測値を下回っているのと、EPS予測が昨年の1株配当額(160円)を割り込んでいます。
昨年の度重なる下方修正の経緯もあり、これらを材料に嫌気売りされたと思います。
明るい材料としては、新規事業の売上構成比は目標どおり25%を達成し来期は28%を目指すとのことで、いよいよメディカル部門が北米に本格進出します。シーメンス(SIE.DE)とGEの二強の牙城を崩せるかに注目です。
決算の補足資料や日経でも報じられていましたが、研究開発費の割合においてメディカル部門のそれがオフィス,イメージ部門に比べて半分くらいですね。
将来のコアとするならば、オフィス,イメージ部門を削ってでもメディカル部門への投資を強化してほしいところです。
そのメディカル部門の柱であるキヤノンメディカル(旧東芝)ですが、買収のために発生した巨額負債の返却が2020年度で完済の予定だったと思います。
これを凌げば財務的な重しは軽減されるはずなので、なんとか配当も維持してほしいところですね。
いろんな意味で今年は正念場、チャンスとみるかどうかは人それぞれですけど、わたしはもちろん"Buy&Hold"です。
(投資は自己責任で)
業績と配当
(🔎グラフはクリックすると大きくなります)
📍 売上と営業利益 | 📍 新規事業比率推移 ※2017過去最高を100とした場合 | |
📍 事業別売上 (2017-2019) | 📍 事業別売上比率 (2017-2019) | |
📍 配当推移 |
|
というわけで、アメリカのハイテク主力に強い決算が出る中、わたしのポートフォリオは冴えない展開です。
LINK
Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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