2019-10-29

キヤノン(7751)のQ3.2019決算発表:恒例の下方修正

Grüß Gott / Hello

10/28(TYO-AMC) キヤノン(7751)がQ3.2019の決算を発表しました。

3四半期連続となる下方修正です。

  目 次



  キヤノン(7751):Q3.2019決算発表


📌 Q3.2019-12
Q3.2019-12
実績前年比
億/円増減億/円
売上26,398-8.8%28,935
営業利益1,219-49.9%2,433
最終利益1,442-45.2%2,629
EPS86.15-48.6%167.66
- 減少ペース縮小も減収減益は解消できず
- メディカルとNWカメラの新事業は+成長を持続

📌 Full.2019
Full.2020-12会社予測前回予測対市場予測
Guidance億/円前年比億/円Surprise市場
売上36,250-8.3%down37,450Miss-1.8%36,906
営業利益1,880-45.2%2,150
最終利益1,400-44.6%down1,600Miss-7.5%1,513
EPS130.85-44.1%down149.54Miss-7.2%141.03
- 売上,EPSともに3四半期連続の下方修正

- 発表後の株価は最大-3.41%,終値-0.80%の下落

💬 今日のところは頑張りました。。。

  📚 情報元:Canon Inc. - 投資家情報
      ➤決算短信・説明会資料 - 2019年12月期

💬 わたしの思うところ

もはや恒例になりつつありますが、懸念された通りの下方修正でした。

通期EPS予測が130.85円に縮小したことで前年配当(160円)に対し配当性向が120%超となります。

悪決算だった2016年の108.74%を越えてしまうので、さすがに減配した場合のシナリオも考えておかないとけません。

ただし、東芝メディカル買収による負債返却計画が年≒1000億、残り2年とのですから、最終益にこれを差し引きした内容が2016年の利益率を維持できればなんとか耐えてくれるんじゃないかなと期待もしています。

メディカルとNWカメラの新事業が引き続き+成長を持続したことも良かったと思います。

ずるずると年初来安値を伺うようなら追加購入したいです。



  業績と配当


📍 売上と営業利益率


📍 配当推移

  • 配当利回り
    - 5年間平均:4.34%
    - 配当落日の最高:5.33%
    - 配当落日の最低:3.81%
  • 増配率
    - 2017-2018:0.00%
    - 5年間平均:4.41%
  • 連続増配
    - 32年間減配なし
       …増配回数は17回(53%)
  • 自社株買い
    - 2018:0.25億
    - 5年間平均:400.31億

- Q3までの累計で前年配当に対し配当性向は122%

  無理やり明るい材料を探してみましょう


今回の決算で無理やり良いところを探すと・・・

📍 キヤノン(7751):事業別の前年同期比


+成長のメディカルはそもそもOKとして、その他すべての事業は前年同期比においてQ3で良化しています。

つまり、最悪期はQ2だったということで既に転換していると見ることもできます。

あくまで無理やりです。。。

(投資は自己責任で)


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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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