2020-02-14

ペプシコ(PEP)のQ4.2019決算発表:7%の増配予定を発表

Grüß Gott / Hello

2/13(BMO) ペプシコ(PEP)がQ4.2019決算を発表しました。

6月のQ配当から+7%の増配を発表しました。


  目 次



  ペプシコ(PEP):Q4.2019決算発表


📌 Q4.2019 - Full.2019
Q4.2019
実績
前年同期比対市場予測
増減前年Surprise市場
売上$20.64B5.74%$19.52BBeat1.83%$20.27B
EPS$1.45-2.68%$1.49Beat0.69%$1.44
Full.2019
実績
前年同期比対市場予測
増減前年Surprise市場
売上$67.16B3.87%$64.66BBeat0.55%$66.79B
EPS$5.53-2.30%$5.66Beat0.36%$5.51
- 年頭の通期売上目標(+4%)はほぼ達成
- 全事業で本源売上の増収を達成
- 欧州,新興国市場の収益向上

📌 Full.2020 Guidance
Full.2020
会社予測
対市場予測
Guidance前年予測
売上4%4%Beat$69.67B
EPS7%1%Beat$69.67B
FCF6%5%
- 来期ガイダンスは売上成長+4%維持,EPSは+7%と強気
- 6月配当より+7%の増配を発表

  📚 情報元:PepsiCo - EARNINGS INFORMATION
      ➤QUARTERLY EARNINGS


- 発表後の株価は寄付マイナスから始まるも終値は高値引けの+0.27%と小幅上昇

💬 わたしの思うところ

マーケット予測を上回る決算、来期ガイダンスも成長維持、さらに6月配当から+7%の増配を発表。

この好決算で発表後の時間外はプラスでしたが、材料出尽くし感からなのか寄付から前日比マイナスに振れました。

終値はなんとかプラスになりましたけど、なんかディフェンシブ系からハイテク中心のグロースに資金が流れているような感じですね。


とりあえず、ペプシコ(PEP)が+7%の増配を発表してくれたことが嬉しかったです。(増配は6月からです)

アメリカ株の増配率が鈍化傾向にある中、ペプシコ(PEP)自身も昨年は+2.9%/Qと最近では見たこともないような増配率の落ち込みでした。

正式な増配幅の発表を来週に控えているコカコーラ(KO)のマーケット予測が+$0.01/Qの+2.5%/Qと報じられていたので、ペプシコ(PEP)も昨年レベルかなと過度な期待はしていなかっただけにこの巻き返しは頼もしいです。

ペプシコ(PEP)の買い増し目安を増配率の分、引き上げます。


これでコカコーラ(KO)もマーケット予測を覆して+$0.02/Qの+5%増配となればいいのだけど。。。コカコーラ(KO)はどうするのかな?


  過去の決算傾向と株価の反応


📈 PEP:株価1年チャート

📍 PEP:過去1年の決算傾向と株価の反応

がQ4.2019)
(🔎グラフはクリックすると大きくなります)

💬 こうして見ると、今決算はBeat感が足りなかったかも。。。
    コカコーラ(KO)好決算の連れ高分はあったかもしれませんね。


  業績と株主還元データ


📍 売上と営業利益


📍 配当実績

 
  • 配当利回り
    - 5年間平均:2.85%
    - 配当落日の最高:3.25%
    - 配当落日の最低:2.64%
  • 増配率
    - 2019-2020:6.06% (7.00%/Q)
    - 5年間平均:7.26%
  • 連続増配
    - 49年連続増配中
        (確認可能な記録)
  • 自社株買い
    - 2019:1.48%
    - 5年間平均:2.04%
💬 よほどのことがない限り50年連続増配は確実だと思います。

  アメリカ株の増配率傾向


今四半期決算シーズンで増配予定を発表した主な企業の一覧です。
(わたしがウォッチしている銘柄だけですけど・・・)

TickerSectorDiv.YDiv. Incr(%)Div./QNext
LLYHealthcare2.09%14.73%$0.6450$0.7400
FASTIndustrialGoods2.62%13.64%$0.2200$0.2500
HRLConsumerGoods1.92%10.71%$0.2100$0.2325
BMYHealthcare2.72%9.76%$0.4100$0.4500
CVXBasicMaterials4.62%8.40%$1.1900$1.2900
PEPConsumerGoods2.61%7.07%$0.9550$1.0225
ESUtilities2.45%6.07%$0.5350$0.5675
PFEHealthcare4.12%5.56%$0.3600$0.3800
CHDConsumerGoods1.27%5.49%$0.2275$0.2400
INTCTechnology1.96%4.76%$0.3150$0.3300
KMBConsumerGoods2.96%3.88%$1.0300$1.0700
EDUtilities3.27%3.38%$0.7400$0.7650
CSCOTechnology2.96%2.86%$0.3500$0.3600
ADMConsumerGoods3.18%2.86%$0.3500$0.3600
LVSServices4.56%2.60%$0.7700$0.7900
KOConsumerGoods2.68%2.50%$0.4000$0.4100
DUtilities4.36%2.45%$0.9175$0.9400
MMMIndustrialGoods3.68%2.08%$1.4400$1.4700
TTechnology5.43%1.96%$0.5100$0.5200
BAIndustrialGoods2.40%0.00%$2.0550$2.0550
*KOはアナリスト報道,正式発表は来週

好増配の目安である7%を超えている銘柄を見るとHealthcareが良いようですが、取り立てて特定のセクターに偏っているわけでもないようです。

増配率に劣るイメージのあるシェブロン(CVX)などの高配当銘柄、ディフェンシブ系のセクターにもそれなりに好増配を発表した銘柄がある一方で、二桁増配が期待されたハイテクのシスコ(CSCO)インテル(INTC)は増配幅を控えた印象です。

配当利回りが5%を超えるAT&T(T)が約2%の増配を発表していますから、配当利回りが2%程度の銘柄は最低でも5%の増配がないとAT&T(T)に将来追いつくどころか逆に差を広げられる結果になります。

インカム重視のスタンスでは、ハイテクやグロースの好増配銘柄に継続性という信頼をいまひとつ感じられないのはこの辺なんです。

あと触れておきますが、ボーイング(BA)の据え置き(0%)は仕方がないでしょう。


というわけで、わたしのポートフォリオの今決算は落ち着きないぶれぶれの様相です。。。

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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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