Mar.24(BMO) ゼネラル・ミルズ(GIS)がQ3.2021の決算を発表しました。
増収増益も営業利益率がわずかに鈍化、EPSがマーケット予測に届かず、株価は急落しました。
目 次
ゼネラル・ミルズ(GIS):Q3.2021決算発表
📌 Q3.2021
- Q3:増収増益もEPSはアナリスト予測に届かず
- Q3:PetFoodは売上+14%と好調維持
- COVID-19影響のConvenience Stores & Foodserviceのみ減収減益
- 売上同期比:Q1=9.0%,Q2=6.8%,Q3=8.1%,Q1-Q3=7.9%
- 営業利益率:Q1=19.6%,Q2=19.4%,Q3=18.3%,Q1-Q3=19.1%
📌 Full.2021 Guidance
- 営業利益率は年初予測どおり前年レベル(17%)を見込む
- Q4から自社株買いを再開
- Yoplait(ヨーグルト事業)をSodiaal(仏)へ売却提案
- 発表後の株価は最大-5.52%,終値-4.20%と急落
過去1年の決算傾向と株価の動き
📈 GIS:株価1年チャート
📍 GIS:過去1年の決算傾向と株価の動き
*Change(%)はS&P500比
(🔎グラフはクリックすると大きくなります)
- Y20.Q4以来の対アナリスト予測Miss
業績と株主還元データ
📍 売上と営業利益 |
📍 キャッシュフローと配当性向 | |
📍 配当実績 |
|
注目
General Mills and its predecessor firm have paid dividends without interruption for 120 years.
➤General Mills Inc. - INVESTORS - Dividends and Stock Splits
➤General Mills Inc. - INVESTORS - Dividends and Stock Splits
わたしの思うところ
営業利益率がQ1-Q2の+19%と比較してQ3は+18%と鈍化、これ自体は大した差ではないのだけど、通年予測を前年レベルの+17%に据え置いたことでQ4はさらに鈍化と判断されての株価急落かもしれません。
でも、売上はQ2の前年同期比より良いわけで、また、Q3時点で通年予測をわざわざ引き上げる理由もないと思うので、今回の株価急落はAI判断の機械的な動きにも見えなくはありません。
Q4で通期を引き下げるほど営業利益率が落ち込むようなことはないと思いますけどね。つまり売られすぎ。
ペットフード事業では、ライバル=JMスマッカー(SJM)が増収+6%に転じましたが、ゼネラル・ミルズ(GIS)はそれを上回る増収+14%と好調を維持しています。
Q4から自社株買いも再開するようですし、次期増配を期待していいのかなと思っています。
パンデミックの特需が終息した後の売上への影響が気になるところです。
💸 投資計画
ポートフォリオ比率が高いこともあり、ゼネラル・ミルズ(GIS)の買い増しは今のところ考えていません。
今後の増配率回復と利回り次第ですね。
ポートフォリオ比率が高いこともあり、ゼネラル・ミルズ(GIS)の買い増しは今のところ考えていません。
今後の増配率回復と利回り次第ですね。
他社より一か月早いゼネラル・ミルズ(GIS)のこの四半期決算から占うと。。。
マーケット全体が調整局面入りかを疑う中、これから続く決算はひとつの悪材料で株価が落とされる傾向が出るかもしれません。
(投資は自己責任で)
というわけで、ちょっと売られすぎと思ったゼネラル・ミルズ(GIS)の決算でした。
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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