2022-01-27

キンバリー・クラーク(KMB)のQ4.2021決算発表:コスト高の苦戦続く,増配幅も縮小

Grüß Gott / Hello

Jan.26(BMO) キンバリー・クラーク(KMB)がQ4.2021の決算を発表しました。

パルプ,流通コスト高の利益圧迫。来期も影響を受けるとガイダンスも冴えない。増配幅は+1.75%にとどまる。

  目 次



  キンバリー・クラーク(KMB):Q4.2021決算発表


📌 Q4.2021
Q4.2021
実績
前年同期比対市場予測
増減前年Surprise市場
売上$4.96B2.69%$4.83BBeat1.22%$4.90B
EPS$1.30-23.08%$1.69Beat1.56%$1.28
Full.2021
実績
前年同期比対市場予測
増減前年Surprise市場
売上$19.44B1.57%$19.14BBeat0.31%$19.38B
EPS$6.18-20.16%$7.74Beat0.49%$6.15
- 増収も原材料のパルプ,流通のコスト増響き減益
- 特需後退のConsumerTissue部門が二桁減収減益の苦戦続く

📌 Full.2022 Guidance
Full.2022会社予測
前年同時期予測
対市場予測
Guidance(前年比)
売上1% to 2%
4% to 6%Miss$20.04B
本源3% to 4%1% to 2%
営業利益down low to mid-single$7.75 to $8.00
EPS$5.60 to $6.00$6.65 - $6.90Miss$6.70
配当$1.18 (+1.75%)
- 来期ガイダンスは増収減益…さらなるコスト増を予測
- 増配を発表:+$0.02(+1.75%/Q)

  📚 情報元:Kimberly-Clark - Investors
      ➤KIMBERLY-CLARK ANNOUNCES YEAR-END 2021 RESULTS AND 2022 OUTLOOK


- 発表後の株価は最大-6.72%,終値-3.43%と急落

  過去1年の決算傾向と株価の動き


📈 KMB:株価1年チャート

📍 KMB:過去1年の決算傾向と株価の動き

(🔎 グラフはクリックすると大きくなります)
* Change(%)はS%P500比



  業績と株主還元


📍 売上と営業利益

  📍 キャッシュフローと配当性向

📍 配当実績

 
  • 配当利回り
    - 5年間平均:3.22%
    - 配当落日の最高:3.51%
    - 配当落日の最低:3.00%
  • 増配率
    - 2021-2022:1.75%
    - 5年間平均:3.65%
  • 連続増配
    - 51年連続増配中(確認可能な記録)
  • 自社株買い
    - 2021:1.34%
    - 5年間平均:1.74%

  わたしの思うところ


個人的に一番注目していた増配率は過去5年で最低の+$0.02(+1.75%/Q)でした。

正直、+$0.04(+3.45%)と予想していたので、ちょっと残念です。。。

EPSはこれで6四半期連続の減益となり配当性向も≒75%と高目。
コモディティ価格の上昇が直撃する業種だということを改めて意識させられた思いがします。


まあ、長い目で見ればこういう時期もあるでしょう。

幸い、売上の方は伸びているので、いずれはまた新たな成長トレンドに向ってくれると思います。

💸 投資計画
生活必需品の配当王銘柄ですからね。迷わず買い増しの対象です。

現在は利回り3.75%以上で待ちながら、間隔が空けば+3.50%でも迎えにいくことがあります。

(投資は自己責任で)



この日はキンバリー・クラーク(KMB)のほかボーイング(BA),AT&T(T)と保有三社の決算発表がありましたが、三社とも売られるという気分の悪い日でした。


というわけで、ちょっと残念だったキンバリー・クラーク(KMB)さんの決算発表でした。


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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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