5/20 東京海上(8766)がQ4.2020-03決算を発表しました。
一見減配のように見えますが、わかる人にはわかる増配を発表しています。
目 次
東京海上(8766):Q4.2020-03決算発表
📌 Q4/Full.2020-03
- 減益理由は災害準備金の積み増しと有価証券の評価損
📌 Full.2021-03 Guidance
- 来期の普通配当は19年連続増配となる200円(+5.26%)
- ザラ場発表後の株価は最大-3.15%,終値-2.43%の下落
📚 情報元:東京海上 - 株主・投資家情報
➤2019年度決算IR電話会議
➤2019年度決算IR電話会議
東京海上(8766)の業績と株主還元
📍 売上と最終利益
📍 配当実績
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《わかる人にはわかる増配》
東京海上(8766)は年度中に一時配当を出すことがあります。
一時配当が出る場合、アメリカ株やイギリス株では普通配当ときちんと区別されるのですが、日本株は一緒くたにされてしまいます。
このため日本株には連続増配や減配なしの記録が途絶えたと扱われてしまうケースが結構多いです。
東京海上(8766)の場合は通常年度初めに発表する普通配当が基準になります。
たとえば、2020-03期の普通配当は190円、年度途中に35円の一時配当が出ました。2019-03期も普通配当は180円、年度途中にはなんと70円もの一時配当を出しています。
年度初めに提示される普通配当ベースでは着実に増配していることがわかります。
インカム投資が目的なら一時配当を除外して考えないといけません。これはアメリカ株においても同じことです。
MS&AD(8725):Q4.2020-03決算発表
📌 Q4/Full.2020-03
- 減益理由は有価証券の評価損とのれん代償却
📌 Full.2021-03 Guidance
- 来期配当は22年連続減配なしの150円(前年同額)を予定
- 来期自社株買いは上期で150億円を予定
- ザラ場発表後の株価は一時+2.99%の上昇も終値-0.32%と下落
📚 情報元:MS&AD - 投資家情報
➤2019年度通期 決算発表(2020年5月20日)
➤2019年度通期 決算発表(2020年5月20日)
MS&AD(8725)の業績と株主還元
📍 売上と最終利益
📍 配当実績
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保険セクターの来期配当状況
📌 保険セクター各社の来期配当状況
- *2021(予)配当据え置きを提示
- **東京海上は特別配当除外の普通配当のみ
保険セクター大手6社はすべて2020-03期は増配、来期(2021-03期)も増配予定、もしくは配当据え置きの減配なしを明示しています。
💬 COVID-19の収束次第では年度中の増配を期待してもよいと思う。。。
驚いたのは不祥事が続くかんぽ生命(7181)も期末配当のみで通期配当額を据え置いたことです。
日本郵政(6178)とゆうちょ銀行(7182)が来期中間無配とし、期末一括配当に変更したことと間接的に関係がありそうですね。
なお、大手一角だったソニーFH(8729)はソニー(6758)からTOBを受けて上場廃止へ
(投資は自己責任で)
というわけで、保険セクターがひとつハードルを越えたことが嬉しいです。
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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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