2020-11-07

NTT(9432)のQ2.2021-03決算発表:株主還元維持の姿勢を示す

Grüß Gott / Hello

Nov.06(TYO-AMC) NTT(9432)がQ2.2021-03の決算を発表しました。

ドコモ(9437)完全子会社化で注目されるNTT(9432)は四半期の売上微減も増益を確保しました。

  目 次



  NTT(9432):Q2.2021-03決算発表


📌 Q2.2021-03
Q2.2021-03実績前年
億/円増減億/円
売上29,449-0.98%29,741
営業利益5,1106.97%4,777
最終利益2,6890.67%2,671
EPS72.350.67%71.87
Q2.2021-03実績前年
累計億/円増減億/円
売上57,113-3.03%58,895
営業利益10,0852.61%9,828
最終利益5,415-1.11%5,476
EPS145.860.23%145.53
- Q2:売上微減も増収を確保
- Q1-Q2累計ではまだ減益状態

📌 Full.2021-03 Guidance
Full.2021-03会社予測前回予測対市場予測
Guidance億/円前年比億/円Surprise市場
売上115,000-3.36%-115,000Miss-1.38%116,608
営業利益15,9001.79%-15,900
最終利益8,6000.55%-8,600Miss-3.74%8,934
EPS232.400.51%-232.40Miss-5.44%245.78
配当100.005.26%-100.00
- 通期ガイダンスの修正はなし
- ドコモ(9437)の"のれん"はなし
- 有利子負債:9兆円→6兆円までの圧縮を目指す

- 株主還元維持の姿勢を示す
- 下期2500億円の自社株買い計画を発表


  📚 情報元:日本電信電話株式会社 - 株主・投資家情報
      ➤2020年度 第2四半期決算について


- 発表後のアメリカADRの株価は最大+5.14%,終値+4.75%の上昇

  業績と株主還元


📍 売上と営業利益



  📍 キャッシュフローと配当性向



📍 配当実績



 
  • 配当利回り
    - 5年間平均:3.02%
    - 配当落日の最高:3.83%
    - 配当落日の最低:2.22%
  • 増配率
    - 2020-2021:5.26%
    - 5年間平均:12.98%
  • 連続増配
    - 10年連続増配中
    - 21年間減配なし…増配回数は15回(71%)
  • 自社株買い
    - 2020-03:5000億
    - 5年間平均:2929億


メモ
2000と1991に減配を記録しているけど、各前年の不自然な増配が記念配当であれば上場(1885)以来実質36年間減配なし

  わたしの思うところ


NTT(9432)さんの決算はこれまであまり追ってなかったのでなんともわからないのですが、 でも、KDDI(9433)さんとの比較では業態的にドコモ(9437)よりむしろ比較がしやすいのかもしれませんね。

現状の営業利益率は17%、KDDI(9433)さんの23%には適わないようです。ちなみにドコモ(9437)は25%。

配当性向(予測)の43%はKDDI(9433)とほぼ同じレベル、ドコモ(9437)の今年度予測(67%)より低く累進配当を期待していいと思います。


ところで、ドコモ(9437)の"のれん"なしってどういうこと? もっと高く買えたってこと?

有利子負債の問題についてももうすこし調べてみたいと思いました。


💸 投資計画
とりあえず、ドコモ(9437)資産の1/3をNTT(9432)に移動しています。

今後の動向を見守りながらポートフォリオのコアとして買い増していくかを考えます。



(投資は自己責任で)




というわけで、NTT(9432)さんの決算発表でした。

LINK

Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

0 件のコメント:

閲覧数が多い記事