2021-06-04

JMスマッカー(SJM)のQ4.2021決算発表:特需後退で減収減益

Grüß Gott / Hello

03.Jun(BMO) JMスマッカー(SJM)がQ4.2021の決算を発表しました。

特需後退で減収減益、来期も減収予測ですが株価は上昇しました。

  目 次



  JMスマッカー(SJM):Q4.2021決算発表


📌 Q4.2021 / Full.2021
Q4.2021
実績
前年同期比対市場予測
単独増減前年Surprise市場
売上$1.92B-8.13%$2.09BBeat2.13%$1.88B
EPS$1.89-26.46%$2.57Beat13.17%$1.67
※参考
前々年同期比
増減前年
1.05%$1.90B
-9.13%$2.08
Full.2021
実績
前年同期比対市場予測
累計増減前年Surprise市場
売上$8.00B2.56%$7.80BBeat0.50%$7.96B
EPS$9.124.11%$8.76Beat2.59%$8.89
* SJMのQ4は2-4月実績
- Q4:売上減少は特需の縮小,Pet FoodsやCoffeeの主軸含め全事業で減収減益

📌
Full.2022 Guidance
Full.2022
会社予測
対市場予測
Guidance前年同時期予測
売上-3% to -2%-2% to -1%Met$7.83B
EPS$8.70 - $9.10$7.90 - $8.30Met$8.73
FCF$900M$900 - $950M 
- 来期ガイダンスは減収を予測

  📚 情報元:J. M. Smucker - Investor Relations
      ➤The J.M. Smucker Co. Announces Fiscal 2021 Fourth Quarter Results


- 発表後の株価は最大+2.59%,終値+1.43%と上昇

  過去1年の決算傾向と株価の反応


📈 SJM:株価1年チャート

📍 SJM:過去1年の決算傾向と株価の反応



*Change(%)はS&P500比
(🔎グラフはクリックすると大きくなります)

💬 前年Q1の特需ぶりがよくわかる?



  業績と株主還元


📍 売上と営業利益



  📍 キャッシュフローと配当性向



📍 配当実績



 
  • 配当利回り
    - 5年間平均:2.72%
    - 配当落日の最高:3.49%
    - 配当落日の最低:2.22%
  • 増配率
    - 2019-2020:2.89% (2.27%/Q)
    - 5年間平均:6.34%
  • 連続増配
    - 23年連続増配中
    - 27年間減配なし…増配回数は26回(96%)
  • 自社株買い
    - 2020:0.05%
    - 5年間平均:1.23%

  わたしの思うところ


特需後退の減収減益は理解できるのですが、前々年同期比でも売上は大して伸びておらず、主軸のPet Foodsが依然振るわないのは好ましくない状況ですね。

昨年12月には植物油の有名ブランドである"Crisco"をB&G Foods(BGS)に売却しました。

ブランド力のあるプロダクトを手放す理由は色々と事情があるのでしょうけど、個人的には残念なニュースでした。



💸 投資計画
JMスマッカー(SJM)は保有していないのですが、食品株の中では増配率に優れていたのでずっとウォッチしてきました。

でも、昨年その増配率が鈍化したことで現在の株価は割高だと思います。

現在の増配率と利回りなら、増配を再開したゼネラル・ミルズ(GIS)、日本人にも馴染みのあるケロッグ(K)の方に魅力を感じてしまいます。

次期配当は7月20日頃の発表と思われますが、どの程度の増配を実施してくれるかで今後もウォッチ対象とするか判断したいと思います。


(投資は自己責任で)


というわけで、もうすこし頑張ってほしいと思うJMスマッカー(SJM)さんの決算発表でした。

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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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