2021-12-18

今週のマーケット(2021.12.13-12.17):○VZ(+5.94%) - ●HD(-6.60%)

Grüß Gott / Hello

チキンハートが今週のマーケットをふりかえります。

FRB,BOEのタカ寄り政策に翻弄されて株価は乱高下。アナリストたちの苦し紛れの見解が目立った一週間。

  目 次



  主要株式指数と為替と原油・金(Gold)


📌 2021.12.13-12.17
IndicesPrevOpenHighLowCloseChange% Chg
N22528,437.7728,705.2629,070.0828,309.6728,545.68107.910.38%
N225($)250.63253.10254.62249.64251.320.690.28%
TOPIX1,975.481,991.472,014.431,966.821,984.478.990.46%
DJIA35,970.9935,958.9336,189.8335,284.2635,365.44-605.55-1.68%
S&P5004,712.024,710.304,731.994,600.224,620.64-91.38-1.94%
FTSE1007,291.787,291.807,309.207,166.807,269.92-21.86-0.30%
DAX15,623.3115,653.5715,794.3115,419.5515,531.69-91.62-0.59%
SSE3,666.353,686.943,708.943,631.663,632.36-33.99-0.93%
CurrenciesPrevOpenHighLowCloseChange% Chg
USDJPY113.32113.27114.27113.14113.700.380.34%
EURJPY128.26128.13129.63127.70127.70-0.56-0.44%
GBPJPY150.4150.02152.63149.76150.450.050.03%
OilPrevOpenHighLowCloseChange% Chg
WTI71.9471.9472.9769.4170.35-1.59-2.21%
Gold1782.661781.701814.271753.101797.9315.270.86%

《主要株式指数》
  • 中間乱高下も終わってみれば小幅な展開
  • どちらかというとハイテク売りが目立った週

  • 📎 株式指数の乖離位置
    12/17
    乖離率
    高値 - %安値 + %MA52 %MA104 %MA156 %
    DJIA-3.50%98.70%4.35%16.50%21.91%
    S&P500-3.03%115.89%8.86%24.10%33.93%
    N225-8.07%77.71%-0.81%11.24%17.48%
    * 高値-%:今週安値との乖離, 安値+%:Mar.20安値との乖離
    - 乖離は縮小

《今週の出来事》
  • Dec.13 英国:オミクロン株で初の死者
  • Dec.13 NYダウ:大幅安-320.04(-0.89%)
  • Dec.15 FOMC:緩和縮小を前倒し&来年利上げ回数予測増
  • Dec.15 NYダウ:大幅高+383.25(+1.08%)
  • Dec.16 日経:大幅高+606.6(+2.13%)
  • Dec.16 英中銀(BOE):利上げ実施
  • Dec.16 Nasdaq:大幅安-385.15(-2.47%)
  • Dec.17 日経:大幅安-520.64(-1.79%)
  • Dec.17 NYダウ:大幅安-532.2(-1.48%)

《日本のマーケット情報》
    12/17先週週頭今週週末52W
    売買代金(兆)
    13.5
    2.2
    12.7
    3.3
    18.6(21/9-5W)
    8.6(20/12-4W)
    High/Low週頭High/Low週末High/Low
    日経VI
    28.94
    19.78
    20.58
    20.09
    29.13(21/12/3)
    20.7618.0815.85(21/7/5)
    空売比率
    44.4
    39.7
    43.4
    42.3
    54.2(21/10/28)
    40.139.734.7(20/12/25)
    日経PBR
    1.26
    1.25
    1.27
    1.25
    1.36(21/3/19)
    1.231.241.15(21/8/20)
    - 週末は出来高伴っての株価下落
    - 株価の動きほど各指数に動きなし

    11月3週11月4週12月1週12月2週Mome
    海外投資家(億)-1,475-2,483-1,201-2,7335週連続売越
    先物18-4,006-7,0595,0343週ぶり買越
    合算-1,457-6,489-8,2602,3014週ぶり買越

《アメリカのマーケット情報》
    12/17先週週頭今週週末52W
    DJIA Vol.
    1,973
    441
    2,538
    760
    2,495(21/12-1W)
    1,163(21/8-2W)
    High/Low週頭High/Low週末High/Low
    F&G
    40
    30
    34
    27
    92(20/11/27)
    252617(21/7/19)
    VIX
    27.18
    20.31
    21.89
    21.57
    37.21(21/1/27)
    18.6919.2915.01(21/10/21)
    2年債利回
    0.69
    0.63
    0.66
    0.64
    0.69(21/12/9)
    0.630.610.10(21/2/5)
    10年債利回
    1.52
    1.42
    1.46
    1.40
    1.74(21/3/31)
    1.431.400.76(20/11/4)
    30年債利回
    1.89
    1.79
    1.86
    1.81
    2.45(21/3/18)
    1.771.791.51(20/11/20)
    - 週末は出来高急上昇での株価下落
    - 株価の動きほど各指数に動きなし,F&Gは再び弱気に振れる

《為替》
  • ドル円:FRB,BOEの結果の割りに小幅な動き
  • 高:ドル>ポンド>円>ユーロ:安

《原油・金》
  • 原油:WTI=$70を挟んでの動き
  • 金(Gold):上昇


💬 わたしの思うところ

各国中銀の金利政策のタイミングをめぐり、お金持ちに揺さぶられた一週間と言えるでしょう。

英銀の利上げが多少びっくりだったようですが、FRBのタカ寄りはアナリストたちが言うには予測の範囲だそうです。


彼らにとって予想外だったのは金利政策の内容ではなく、FOMCを受けて株価が大幅高したという現象でしょう。

短期的な観点からはあの内容では間違いなく「株価は上昇しない」・・・はずだった。

しかし、株価の大幅高を見せつけられて、一斉に「タカ寄りは経済が強い=好感」と言い出した。

「本当にそう?」と疑った人は多かったと思います。


案の定、翌日からハイテク中心に一気に売られる。

昨日言ったことはさすがに訂正できず、ばつが悪いアナリストたち。。。


週が終わってみれば、短期的には何も動いていない。

動かない原油の方が正しかったということ。


典型的な「大きなお金を動かす人たちに遊ばれた一週間」でした。

「馬鹿は二度騙せ」に注意!

(投資は自己責任で)


  個別株とセクター別の動き


《米国株》

  • セクター別(数字は連続週)
    Healthcare2▇▇▇▇▇2.3%
    Utilities3▇▇0.9%
    ConsumerDF20.6%
    -1.3%▇▇▇1Financial
    -1.9%▇▇▇▇1S&P500
    -2.3%▇▇▇▇▇1Communication
    -2.9%▇▇▇▇▇▇1Industrials
    -3.8%▇▇▇▇▇▇▇▇1Technology
    -4.1%▇▇▇▇▇▇▇▇1Energy
    -4.3%▇▇▇▇▇▇▇▇▇1Services
    - Healthcare,ディフェンシブ系は上昇

  • 金融セクターの動き

    (🔎 グラフはクリックすると大きくなります)

    - 下落もS&P500を5週ぶりに上回る

  • NYダウ30(DJIA) 今週の勝者(Gainer)と敗者(Loser)
    Gainer
    1VZ😊5.94%
    2AMGN😊5.51%
    3MRK😊4.23%
    DJIA😐-1.68%
    Loser
    3MSFT😭-5.47%
    2BA😭-6.06%
    1HD😭-6.60%

  • わたしの注目株から

  • MRNA😊14.68%
    PFE😊12.69%
    LLY😊9.54%
    BMY😊9.23%
    AMGN😊5.51%
    MRK😊4.23%
    JNJ😐1.66%
    - 医薬品が強く上昇
    - COVID-19ワクチン効果薄でJNJは冴えない
    - BMY,LLY:増配発表

    VZ😊5.94%
    T😊4.12%
    - 通信が反発

    CAG😊7.79%
    MO😊7.01%
    GIS😊4.46%
    CLX😊3.34%
    KO😐2.58%
    - 生活必需品は幅広く買われる

    PPL😐2.89%
    SO😐2.70%
    ED😐1.46%
    NGG😐1.28%
    - 公益は値を保つ

    GOOG😭-3.95%
    AAPL😭-4.63%
    CRM😭-4.92%
    MSFT😭-5.47%
    NVDA😭-7.94%
    ADBE😭-14.95%
    - ハイテク売りの週

    GE😭-5.67%
    BA😭-6.06%
    GT😭-12.50%
    GM😭-12.74%
    - 製造業も軟調

    CVX😭-4.01%
    BP😭-4.05%
    RDS-B😭-4.39%
    XOM😭-4.73%
    - 石油メジャーは揃って下落

    EL😭-4.27%
    NKE😭-4.55%
    AAL😭-5.89%
    SBUX😭-6.94%
    - サービスは売られる

    TRV😊2.55%
    JPM😐-1.91%
    AXP😭-4.20%
    WFC😭-4.48%
    - 各国中銀の動きの中で金融はまちまち


《日本株》

  • TOPIX Core30 今週の勝者(Gainer)と敗者(Loser)
    Gainer
    1村田製作所(6981)😊5.38%
    2東京海上(8766)😊5.14%
    3NTT(9432)😊4.57%
    日経平均😐0.38%
    Loser
    3日立(6501)😭-3.00%
    2HOYA(7741)😭-4.19%
    1リクルート(6098)😭-4.31%

  • わたしの注目株から

  • キヤノン(7751)😊8.38%
    日立(6501)😭-3.00%
    - 製造業はまちまち
    - キヤノン:予定配当を増額

    三菱商事(8058)😊3.19%
    三井物産(8031)😊3.11%
    - 商社堅調
    - 物産:自社株買いを発表

    NTT(9432)😊4.57%
    KDDI(9433)😊2.70%
    - アメリカ同様に通信が堅調

    東京海上(8766)😊5.14%
    MS&AD(8725)😊4.58%
    - 保険が買われる

    東京ガス(9531)😊5.86%
    J-POWER(9513)😊3.32%
    大阪ガス(9532)😊3.31%
    - 公益が堅調

    キッコーマン(2801)😊5.02%
    キリン(2503)😊3.24%
    明治HD(2269)😊3.18%
    JT(2914)😊2.98%
    - 食品堅調

    💬 JT(2914):キヤノン(7751)同様に配当増額の期待高まる?

    花王(4452)😐0.08%
    資生堂(4911)😭-2.98%
    - 日用品は弱含みに推移

    村田製作所(6981)😊5.38%
    - AAPL下落も上昇

    ホンダ(7267)😐0.57%
    - F1で年間チャンピオンを獲得

  チキンハート(CH)の動き


《株式》
  • 米国株
    - 動かず

  • 日本株
    - 動かず

  来週の注目


  • 為替の警戒モード [💣💣]
  • 原油の警戒モード [💣💣💣]
  • 金(Gold)の警戒モード [💣]

  • イベント
    Dec.20
    Dec.21
    Dec.22英国GDP(改),米国GDP(確)
    Dec.23
    Dec.24米国休場,ドイツ休場

  • 米国企業の主な決算発表予定
    BMOAMC
    Dec.20NKE
    Dec.21GIS
    Dec.22
    Dec.23
    Dec.24
    * GIS,NKE(Sep-Nov)

    💬 ゼネラル・ミルズ(GIS)に注目

  • 日本企業の主な決算発表予定
    - 特になし


赤文字はわたしが注目するイベント
※予定はご自身でも確認してくださいね。


というわけで、それぞれの投資生活がうまくいきますように。


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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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