2022-04-29

ユニリーバ(UL)のQ1.2022決算発表:Q1の配当は据え置き

Grüß Gott / Hello

Apr.28(BMO) ユニリーバ(UL)がQ1.2022の決算を発表しました。

価格引き上げ効果で売上は増。€ベースの定期増配は見送り。

  目 次



  ユニリーバ(UL):Q1.2022決算発表


📌 Q1.2022
Q1.2022
実績
前年同期比対市場予測
増減前年Surprise市場
売上€13.78B8.26%€12.32BBeat4.16%€13.23B
USG*7.3%Beat4.4%
UVG*-1.0%Miss-0.9%
UPG*8.3%Beat6.2%
* USG=Underlying sales growth (為替調整後)
* UVG=Underlying volume growth (売上量)
* UPG=Underlying price growth
- 全事業全地域でUSG増収…欧州はとんとん
- UPGがUSGを上回る
- UVGは3四半期連続のマイナス

📌 Full.2022 Guidance
Full.2022
会社予測
対市場予測
Guidance前年同時期予測
売上(未提示)-(未提示)€56.13B
USG4.5% to 6.5%-4.5% to 6.5%Met5.2%
EPS(未提示)-(未提示)€2.44
- 営業利益率:16-17%(前年18.4%)
- 自社株買い:€3B(2年間計画)中€750Mを実施
- Q1配当:€ベース据え置き(€0.4268)

  📚 情報元:Unilever - Investor Relations
      ➤Quarterly results archive


- 発表後の株価は最大+3.12%,終値+2.94%の上昇

  過去1年の株価の動き


📈 UL:株価1年チャート



  業績と株主還元データ


🔔 データは€ベースのUNA.AS

(🔎 グラフはクリックすると大きくなります)

📍 売上と営業利益

  📍 キャッシュフローと配当性向

📍 配当実績

 
  • 配当利回り
    - 5年間平均:3.18%
  • 増配率
    - 2020-2021 :+4.00%/Q
    - 5年間平均:6.28%
  • 連続増配
    - 13年連続増配中

  わたしの思うところ


ウクライナ戦争に揺れる欧州生活必需品企業=ユニリーバ(UL)の注目決算でした。

価格引き上げ効果で売上増を確保しましたが、やはりコスト高の懸念は強くQ2以降の不透明感が強いようです。

€ベースの定期増配を見送り据え置いたことがこのことを象徴していると思います。

発表後の株価は堅調でしたが、ウクライナ戦争が始まってからは冴えない株価の動きが続いています。


💸 投資計画
海外株式では保有比率第3位のコア銘柄です。

今後も4%超の配当利回りを目安に定期的に買い増しを予定していますが、アメリカの利上げ局面から為替(ユーロ$)も考慮して微調整する必要はありますね。

(投資は自己責任で)


  グラクソ・スミスクライン(GSK)のこと


ユニリーバ(UL)は1月にグラクソ・スミスクライン(GSK)のコンシューマ部門を買収しようとしましたが拒否られました。

そのグラクソ・スミスクライン(GSK)はコンシューマ部門のスピンオフを計画しているので、 スピンオフによる分配がユニリーバ(UL)からの買収提案額を上回らないとGSK株主は納得しないでしょうね。

なぜこんなことに触れるかというと、わたし自身が両社の株主だからです。

グラクソ・スミスクライン(GSK)のことは別の機会に。。。


というわけで、Q1配当据え置きはちょっと残念。Q2以降の増配に期待します。


LINK

Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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