2022-04-23

キンバリー・クラーク(KMB)のQ1.2022決算発表:売上回復を好感して逆行高の急騰

Grüß Gott / Hello

Apr.22(BMO) キンバリー・クラーク(KMB)がQ1.2022の決算を発表しました。

売上の回復から通期売上予測を上方修正。この日全面安のNYで逆行高急騰、S&P500のトップパフォーマンスを記録しました。

  目 次



  キンバリー・クラーク(KMB):Q1.2022決算発表


📌 Q1.2022
Q1.2022
実績
前年同期比対市場予測
増減前年Surprise市場
売上$5.09B7.38%$4.74BBeat3.88%$4.90B
EPS$1.35-25.00%$1.80Beat9.76%$1.23
- 増収:主要全事業で売上増,ConsumerTissue回復
- 減益:原材料費,エネルギーコスト増による利益圧迫もマーケット予測は上回る

📌 Full.2022 Guidance
Full.2022会社予測
前年同時期予測
対市場予測
Guidance(前年比)
売上2% to 4%
up
1% to 2%Beat$19.85B
本源4% to 6%3% to 4%
営業利益down low to mid-single-down low to mid-single
EPS$5.60 to $6.00-$5.60 to $6.00Met$5.75
- 通期売上予測を上方修正

- 発表後の株価は最大+10.38%,終値8.13%と逆行高の急騰


  📚 情報元:Kimberly-Clark - Investors
      ➤KIMBERLY-CLARK ANNOUNCES FIRST QUARTER 2022 RESULTS

  過去1年の決算傾向と株価の動き


📈 KMB:株価1年チャート

📍 KMB:過去1年の決算傾向と株価の動き

(🔎 グラフはクリックすると大きくなります)
* Change(%)はS%P500比

- 前四半期(Q4,2021)からマーケット予測を上回る傾向に転換?



  業績と株主還元データ


📍 売上と営業利益

  📍 キャッシュフローと配当性向

📍 配当実績

 
  • 配当利回り
    - 5年間平均:3.22%
    - 配当落日の最高:3.51%
    - 配当落日の最低:3.00%
  • 増配率
    - 2021-2022:1.75%
    - 5年間平均:3.65%
  • 連続増配
    - 51年連続増配中(確認可能な記録)
  • 自社株買い
    - 2021:1.34%
    - 5年間平均:1.74%

  わたしの思うところ


売上回復は安堵材料ですがコスト増の利益圧迫は依然として続いているのでここまでの株価の急騰は意外でした。

逆に・・・そんなに悲観されていたのでしょうか?


📌 生活必需品セクターの決算傾向

📌 NYダウ30採用銘柄の決算傾向

* Change(%)はS%P500比

- 明らかに生活必需品セクターの決算内容の方が安定しているようです。


💸 投資計画
わたしのポートフォリオではアメリカ株の保有比率第4位のコア銘柄です。

一定の購入間隔を見ながら、配当利回り3,75%以上を目安に現在も買い増しています。

(投資は自己責任で)



ところで、先日テレビを観ていたら「アメリカではティッシュのことを "Kleenex" と呼ぶ」なんて紹介がありました。

かつて、ポータブルオーディオプレイヤーをすべて "WALKMAN" と呼んだのと同じですね。


というわけで、対コスト策も一層期待したいところです。


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Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you

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