4/22(BMO) キンバリー・クラーク(KMB)がQ1.2020の決算を発表しました。
COVID-19関連の特需で大幅な増収増益を記録した一方、通期ガイダンスは不確実性大きく撤回し未提示としました。
目 次
キンバリー・クラーク(KMB):Q1.2020決算発表
📌 Q1.2020
- 全事業で増収増益,本源売上は11%増
- COVID-19関連の特需でConsumer Tissueは売上+13%,営業利益+51%
📌 Full.2020 Guidance
📚 情報元:Kimberly-Clark - Investors
▲Kimberly-Clark Announces First Quarter 2020 Results
▲Kimberly-Clark Announces First Quarter 2020 Results
💬 わたしの思うところ
COVID-19のパニックでトイレットペーパーなどが大量に買われて品切れに陥るという事態が世界中で発生しました。
人一人が使用するトイレットペーパーの量が変わるわけではないと思いますが、平時ではありえないメーカー希望価格ベースでほとんどが買われたと思います。
しかも、Kleenex など利益率が高いと思われる高価格帯の製品から店頭に並ぶようになり、小売スーパー側もここぞとばかりに策を講じていたように思います。
(ちなみに日本での Kleenex販売権は日本製紙(3863))
この世界的な特需がキンバリー・クラーク(KMB)の大幅な増収増益に繋がったことは間違いないと思います。
Q2以降は不確実性が強いとして前回発表のガイダンスを撤回&未提示としましたが、衛生用品の備蓄が見直されたこともあり、この未提示は下振れリスクを懸念してのものではないと受け止めています。
COVID-19のパニックでトイレットペーパーなどが大量に買われて品切れに陥るという事態が世界中で発生しました。
人一人が使用するトイレットペーパーの量が変わるわけではないと思いますが、平時ではありえないメーカー希望価格ベースでほとんどが買われたと思います。
しかも、Kleenex など利益率が高いと思われる高価格帯の製品から店頭に並ぶようになり、小売スーパー側もここぞとばかりに策を講じていたように思います。
(ちなみに日本での Kleenex販売権は日本製紙(3863))
この世界的な特需がキンバリー・クラーク(KMB)の大幅な増収増益に繋がったことは間違いないと思います。
Q2以降は不確実性が強いとして前回発表のガイダンスを撤回&未提示としましたが、衛生用品の備蓄が見直されたこともあり、この未提示は下振れリスクを懸念してのものではないと受け止めています。
ConsumerTissue部門の営業利益が良化
今回の特需によるものとばかり思いましたが、キンバリー・クラーク(KMB)のConsumerTissue部門の営業利益がこの1年を掛けて目覚しい良化を見せています。
四半期毎にぐんぐん伸びており、この変化は際立っているのでちょっと触れておきます。
📊 KMB:ConsumerTissue部門の四半期売上と営業利益成長率
数年前には競争激化からシェアの低下を懸念されていましたが、シェア回復基調と同時にコスト削減策なども結果に表れてきたようです。
COVID-19問題が終息した後は衛生用品に対する価値観の変化もキンバリー・クラーク(KMB)の追い風になるのではないかと期待されます。
(投資は自己責任で)
過去1年の決算傾向と株価の反応
📈 KMB:株価1年チャート
- 発表後の株価は最大+2.77%,終値+2.39%の上昇
📍 KMB:過去1年の決算発表と株価の反応
*●Q1.2020からChange(%)はS&P500比
(🔎グラフはクリックすると大きくなります)
- 総じてマーケット予測を上回る傾向にありますが、ガイダンス内容と株価の反応は同期せず予測が難しい銘柄です。
業績と株主還元
📍 売上と営業利益
* 売上の2020(予)はアナリスト予測
📍 配当実績
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というわけで、 Kleenex の保湿ティッシュはとてもいいです。おすすめ。
LINK
Danke schön und Auf Wiedersehen / Thanks and See you
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